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小さい粉瘤は自分で潰した方がいい?正しい治療方法

ニキビと見分けがつかないほど小さな粉瘤。大きく成長する前に、自分で潰してしまっても大丈夫なのでしょうか。それとも、自然に治るまでできるだけ触れずに待つほうがよいのでしょうか。ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。
小さい粉瘤は、ニキビとよく似ていることもあります。「白ニキビを指でプチッと潰してしまう」という方は、粉瘤も「自分で潰せる?」と思ってしまうかもしれません。
はたして粉瘤は、自分で潰してもよいのでしょうか。
粉瘤(ふんりゅう・アテローム)は自分で潰してもいい?
気になるからといって粉瘤を無理に潰してはいけません。本来は白ニキビも、自分で無理に潰すとそこから細菌が入って赤く腫れ、治るのに時間がかかったり、跡が残ってしまったりします。粉瘤も同様です。
さらに、粉瘤はニキビとは違い、皮膚の良性腫瘍の一種。たとえ中身を押し出して膨らみが一時的に解消したとしても、再発する可能性が高いのです。粉瘤は皮膚の下に袋状の構造物ができ、その中に皮脂や古い角質が溜まって発生します。ニキビを潰すように強く圧迫すると溜まった老廃物が出てくることがありますが、内部に袋が残っている以上、再び老廃物が溜まってしまうため、再発するのです。
また、開口部を無理に広げたことで細菌が入り込みやすくなります。細菌が侵入すると袋の中で繁殖し、炎症を引き起こします。炎症を起こした状態の粉瘤を炎症(化膿)性粉瘤と言い、炎症がひどくなると赤く腫れ上がり、痛みも強くなります。
粉瘤の正しい対処方法とは?皮膚科での手術・治療について
粉瘤を自分で潰して中身を出すことは可能ですが、細菌感染や再発予防のためにも自分で処理せず、医療機関で適切な治療を受けましょう。再発しないよう根治するには、袋を取り除くことが必要です。皮膚科や形成外科で、局所麻酔による15~30分ほどの簡単な手術で除去するのがおすすめです。
粉瘤がまだ小さく、炎症を起こす前ならば、その日のうちに手術をしてもらうこともできます(大きな病院などの場合は、初診時に次回の予約を取って手術を行う場合もあります)。また、傷跡も小さくてすみます。
しかし、炎症を起こしてしまった粉瘤は、すぐに手術をすることはできず、抗生物質の内服や切開して膿を出す(切開排膿と呼びます)などして炎症が治まってから、数か月後にあらためて、粉瘤の根治手術を行います。
小さい粉瘤でも自分の判断で潰すのでなく、早めに医療機関を受診することが、早期改善、悪化予防を考えたうえでも重要です。
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