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知っておきたい性病の種類と症状
性病と言ってもたくさんの種類があり、それぞれの病気ごとに感染経路や症状はまったく違います。各病気の特徴を見誤って放置すると、症状はひどくなる一方です。ここでは、ドクター監修の記事にて性病の種類についてご紹介します。
性病に一度かかってしまうと、自然治癒することはまずないようです。そのため、性器などに異常が出た際には、早めに病院へ向かいドクターに相談する必要があります。ここからは、数ある性病の種類とその特徴についてご紹介していきましょう。
性病になるとどうなる
性病の大きな特徴としては、おりものに異常が出たり、不正出血が出たりします。また、性器やその周辺にかゆみなどが出てきて、ひどい場合は腫れものやできものが出てくることもあるようです。さらに、性病は放置しておいても治ることはありませんので、なんらかの異常がある際には病院にてドクターに相談するのがいいでしょう。
主な性病の種類
性病にはたくさんの種類があり、それぞれに症状と原因に違いがあります。性病はかかっても症状をそのままにしておく人もおり、さらに病気が治りづらくなる傾向があるようです。代表的な性病については9種類ほどあり、この記事でその9つの症状や発生する原因について確認していきましょう。
性器クラミジア感染症
性器クラミジア感染症は、現在の日本においてもっとも発症件数が増えている性病となっています。クラミジア・トラコマティスに感染することで発症し、潜伏期間は1~3週間程度です。男性の場合は尿道から感染し、軽い尿道炎となってしまいます。ひどい場合は尿道から膿が出たり、排尿時に痛みをともなうことがあるようです。女性の場合はおりものが増えたり下腹部痛、不正出血が出てきます。どちらの性別の場合も、性器クラミジア感染症にかかっても大半は無症状のため、発見が遅れることが多くなっているようです。放置しておくと不妊の原因となるため、早期発見が大事になってきます。
淋菌感染症
淋菌に感染することで発症し、潜伏期間は2~7日と言われています。感染力が高く、病原菌を持っている人と性交すれば約30%の確立で感染するようです。男性の場合は尿道炎をおこし、かゆみや不快感を覚える傾向にあります。女性の場合は黄色っぽいおりものが増え、不正出血や下腹部通や性交痛が出てきます。男女ともに無症状のこともありますが、放置しておくと不妊の原因となる病気です。
梅毒
梅毒トレポネーマにかかることで発症し、約3週間の潜伏期間を持っています。古い時代から認められている病気ですが、患者数は増加傾向にあるようです。段階を踏んで症状が重くなり、初期症状としては太ももの付け根に腫れが出たり感染部位に硬いしこりができたりします。症状が重くなると体のいたるところにゴムのようなしこりができますが、現代ではその前に治療することが大半となっているようです。
性器ヘルペスウイルス感染症
単純ヘルペスウイルス1型か2型に感染することで発症し、潜伏期間は3~7日ほどといわれている病気です。ヘルペスウイルスが神経節に潜り込み、体力が低下したときなどに何度も再発することがあるようです。陰部やお尻に水ぶくれが出るのが特徴で、それがつぶれると潰瘍になってしまいます。それが原因で排尿痛や歩行困難になることもあり、太もものリンパ節が腫れたり痛みが起こるのも特徴です。
膣トリコモナス症
トリコモナス原虫が原因で発症し、約1~3週間の潜伏期間となっています。特に女性のほうが症状が重く、ひどいにおいのするおりものが大量に出るようになるのが特徴です。また、膣にかゆみや痛みが出てきます。男性の場合は尿道から膿がでるとともに、排尿時に痛みが出てきます。
性器カンジダ症
カンジダという病原体が原因で、潜伏期間は何年にもわたる可能性がある病気です。こちらは性行為によって感染しますが、実はカンジダは体内にある常在菌となっています。体力が低下したときに増殖し、女性の場合は膣のかゆみや白色のおりものが増えるのが特徴です。男性の場合はあまり症状は出てきませんが、亀頭のかゆみとともにただれなどが発生するようです。
B型肝炎
B型肝炎ウイルスに感染することで発症し、急性の場合は1~6か月ほどの潜伏期間となります。このウイルスに感染すると肝細胞が破壊され、全身が倦怠感に包まれるのが特徴です。それ以外にも食欲低下や発熱、色の濃い尿が出てくるようです。大多数の人は自覚症状がなく、多くの場合は急性による一過性感染で終わります。しかし、ウイルスの種類によっては慢性化してしまい、放置しておくと肝硬変や肝臓がんとなってしまうことがあります。
HIV感染症
HIVウイルスに感染することで発症し、数年から何十年も潜伏することがある病気です。感染すると発熱や倦怠感などが発生し、その症状はインフルエンザに似ているといわれています。いちど発症すると長年にわたって潜伏期間が続き、少しずつ免疫力が低下してしまいます。そのため、ほかの細菌やウイルスに感染しやすくなってしまい、場合によってはエイズを発症してしまうことがあります。エイズになると下痢や倦怠感、寝汗などの症状が出てきます。
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