内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。
ハイドロキノンの使い方〜効果がでる期間・塗り方・注意点など

今回はハイドロキノンの使い方や効果が出る期間などについてご紹介します。肌に強い刺激のある美白成分であるハイドロキノンですが、塗り方や具体的にどんな効果が期待できるのかご存知でしょうか?
肌に強い刺激のある美白成分であるハイドロキノンですが、正しい使い方や、具体的にどんな効果が期待できるのかはご存じでしょうか?知っておきたい注意点を守ることで、より効果的にハイドロキノンを使うことができます。
ハイドロキノンのシミ消し効果
まず知っておくべきことは、ハイドロキノン単独ではシミを完全に消せないということです。しかし、肌質やシミの状態によって個人差はあるものの、カバー力の強いファンデーションやコンシーラーを厚塗りしてシミを隠していたという場合は、その工程が不要になるくらいに薄くなることもあります。
ハイドロキノンはシミの原因でもあるメラニンの生成を抑えてくれたり、メラノサイトの働きを抑えてくれます。また、美白効果が期待できるビタミンC、アルブチン、コウジ酸と比べると、約100倍もの美白効果が期待できるとされ、「肌の漂白剤」といわれるほどです。
一般化粧品で美白効果は得られない
ハイドロキノンは化粧品に含まれていたり、美容皮膚科で処方されたりしています。しかし、化粧品に含まれるハイドロキノンの濃度は美容皮膚科で処方されるものの半分程度の濃度となります。よって、この2つの効果には大きな差があること、また、ハイドロキノンで改善できるシミの種類は限定されていることも覚えておきましょう。
ハイドロキノンで改善できるシミの種類
すべてのシミにハイドロキノンの効果が期待できるわけではありません。
下記のシミに、ハイドロキノンは効果的だといわれていますが、これら以外のシミに対しての効果は、あまり期待できないといえます。
- 日光(性)黒子(にっこうせいこくし)
- 浴び続けた紫外線の積み重ねによってできたシミ。老人性色素斑とも。
- 炎症性色素沈着
- ニキビ跡や虫さされの跡が、色素沈着したシミのことを指します。
- 肝斑(かんぱん)
- 左右対称にできるシミで、女性ホルモンが影響しているとされています。
ハイドロキノンの基本的な使い方
美容皮膚科などで処方されたハイドロキノンの使い方については、処方される際にしっかりと聞いておきましょう。以下は、あくまでも使用方法の目安になります。
パッチテストを行う
ハイドロキノンは肌への刺激が非常に強い成分です。必ず自分の肌に使用しても問題がないのか、パッチテストを行いましょう。皮膚の薄い二の腕の内側に塗って絆創膏で覆い、24時間後に確認します。
問題なければシミが気になるところへ塗る
24時間経っても、赤みや炎症がなければ使用します。まずは洗顔→化粧水→乳液をし、肌を清潔な状態にしたら、シミが気になるところへハイドロキノンを使用します。綿棒など細かな部分へ使用しやすいものを使って、肌へハイドロキノンを塗ります。
ハイドロキノンは肌への刺激が強い成分なので、顔全体に塗ることはおすすめできません。とはいうものの、現在ではハイドロキノン入りの化粧品も多く、顔全体に使用されるものも発売されています。
顔全体に使用する前には、必ずパッチテストを行い、自分の肌には問題がないかを確認しましょう。
ハイドロキノンを塗るタイミング
皮膚科で処方されるものと販売メーカーの製品など、それぞれ塗るタイミングは異なります。あくまで一例ですが、洗顔から化粧水、乳液で肌を清潔にして、整えたあとに使用します。また、ハイドロキノンは紫外線にあたってしまうことで、成分が変性してしまい、肌への刺激となる可能性がありますので、基本的には夜のスキンケアでの使用がすすめられています。
外出時の使い方
もし外出する前にハイドロキノンを使用するのであれば、SPF20の肌に優しい日焼け止めを使用したり、日傘や帽子などを着用して、紫外線対策を行いましょう。
使用上の注意点
ハイドロキノンはシミを薄く、目立ちにくくさせてくれますが、注意したい副作用もあります。ハイドロキノンを配合した一般化粧品に副作用はりませんが、同様の症状が見られる場合は注意しましょう。
- 炎症や赤みが出る
- ハイドロキノンは高い効果を持つことから、特に敏感肌の方は、肌に合わず炎症や赤みが出る可能性があります。使用する前は、必ずパッチテストを行って、使用しても問題がなさそうかチェックしておきましょう。
- 白斑(はくはん)を引き起こしてしまう
- 高濃度なハイドロキノンを使い続けてしまうと、使用していた部位だけがかなり白くなってしまう「白斑(はくはん)」を引き起こす可能性があります。化粧品の場合は、使用するハイドロキノンの説明書をよく読むこと、皮膚科で処方されたものの場合は、出された指示に必ず従うことが重要です。
- シミが悪化する
- ハイドロキノンを付けた直後に紫外線を浴びてしまうと、メラニンを過剰に生成させてしまい、シミを濃くさせてしまう可能性があります。屋内にいるときも含め、徹底した紫外線対策が必要です。
ハイドロキノンの効果が出るまでの期間
部位や年齢にもよりますが、一般的に表皮のターンオーバーのサイクルは、約28日周期といわれています。過剰につくられたメラニンも、ふだんはそれによって排出されます。ハイドロキノンの効果もそれに合わせて発揮されるため、体質や使用する濃度によっても異なりますが、1か月ほどで効果が表れることが多いようです。
一方、高い効果をもつ刺激の強い成分でもあるため、基本的には3か月以上の使用は避け、肌の休息期間をとることも必要です。
ハイドロキノンの保管方法
ハイドロキノンは熱に弱く、紫外線を浴びてしまうと、成分が変性する可能性があります。直射日光が当たる場所への保管は避け、冷蔵庫で保存しましょう。
また、ハイドロキノンは酸化しやすく、茶色く変化してしまう可能性もあります。そうなってしまったハイドロキノンは使用せず、速やかに廃棄しましょう。
まとめ
正しくハイドロキノンを使用することが、シミへの効果的な使い方です。シミを薄くしたい方は、今回の情報をぜひ参考にしてくださいね。
オススメ記事
- 関連するオススメ記事がありません。
スキンケア基礎講座
- スキンケア基礎講座
- アロマテラピー
- クレンジング
- サプリメントの基礎
- サプリメントを学ぶ
- スカルプケア
- スキンケアの基本
- ヘア・髪の知識
- ボディケア
- 妊娠・出産・産後の肌
- 心とスキンケア
- 更年期のスキンケア
- 産後の肌とスキンケア
- 美容・美肌
- 美容によいとされる植物
- 美容成分の基礎知識
- 美白・抗酸化
- 美肌をつくる化粧品の基本
- 美顔器を使ったスキンケア
- 肌と女性ホルモン
- 赤ちゃんのスキンケア
- 頭皮のケアについて
- メイク講座
- 悩み別講座
- アトピー性皮膚炎
- いぼ
- かゆみ・皮膚掻痒症
- シミ・そばかす
- シワ
- すそわきが
- その他の発疹・皮膚病
- たるみ・ほうれい線
- デリケートゾーン
- ニキビ・吹き出物
- ヘルペス
- ほくろ
- まつげのトラブル
- むくみ
- わきが
- 体臭
- 便秘・デトックス
- 傷・傷跡
- 冷え性
- 口内炎・口周辺のトラブル
- 多汗症
- 女性のお悩みボディケア
- 性病・性感染症
- 日焼け・紫外線対策
- 毛嚢炎
- 毛穴・角栓
- 水虫・皮膚真菌症(白癬)
- 汗・ニオイ
- 湿疹・皮膚炎
- 火傷(やけど)
- 生理痛・生理前の不調
- 白斑
- 目の周辺のトラブル
- 粉瘤(ふんりゅう)
- 糖質制限
- 美白・くすみ・目の下のくま
- 肉割れ
- 肌のハリ・ツヤ
- 脱毛・ムダ毛処理
- 花粉症
- 蕁麻疹(じんましん)
- 虫・害虫の皮膚トラブル
- 赤ら顔
- 靴擦れ
- 頭皮疾患・脱毛症
- 顔の傷
- 顔太り
- 用語集
- お肌&からだ・用語
- スキンケア・用語
- 化粧品・用語
- 美容成分・用語
- 男の美容講座
- お悩み&トラブル肌講座
- メンズスキンケア基礎講座
- 育毛
- 美容医療
- アンチエイジング
- くま・目の下のくま
- シミ(しみ)・肝斑
- しわ(注入治療)
- タトゥー(刺青)除去治療
- たるみ・ほうれい線治療
- ニキビ治療
- バスト・胸のお悩み
- ボトックスの治療
- わきが(ワキガ)のお悩み
- 二重手術
- 切らない脂肪吸引・部分痩せ治療
- 女性の増毛(植毛・ウィッグ)
- 脂肪吸引
- 赤ら顔・肌の赤み
- 鍼灸(しんきゅう)治療
- 肌タイプ別講座