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ハイドロキノンの炎症・湿疹・白斑などの副作用と注意点
今回はハイドロキノンによる副作用についてご紹介します。シミやそばかすを薄くする効果があるものの、間違った使い方をしていると、炎症や湿疹といった、肌トラブルを引き起こす可能性があります。
ハイドロキノンにはシミを薄くする高い効果がある一方で、間違った使い方をしていると、炎症や湿疹といった、肌トラブルを引き起こす可能性があります。そこで今回は、ハイドロキノンによる副作用についてご紹介します。ハイドロキノンに対する正しい知識を身につけ、効果的にハイドロキノンを使いましょう。
ハイドロキノンの美白効果
シミの原因となるメラニンの生成を抑制したり、メラニン色素を生成するメラノサイトへ直接働きかけることで、メラニンを減少させます。強い漂白作用を持っていることから「肌の漂白剤」と呼ばれており、透明感ある美肌効果が期待できます。
しかし、ハイドロキノンの美白効果が期待できるシミにもいくつか種類があります。
- 肝斑(かんぱん)
- 輪郭がぼんやりとした左右対称にできるシミで、頬や額に現れやすいのが特長です。女性ホルモン、ストレスによるホルモンバランスの影響などが原因とされています。
- 炎症性色素斑
- ニキビ跡、虫刺されといった炎症の跡が残ってしまうシミです。
- 老人性色素斑
- 色の濃さはさまざまですが、基本的には褐色で円形に近いシミです。長年浴び続けた紫外線によって表皮のターンオーバーが乱れることで、メラニン色素が蓄積され、シミとなります。日光(性)黒子(にっこうせいこくし)ともいいます。
一般化粧品で効果は得られない
美容皮膚科で処方されるもののほか、近年ではハイドロキノンを配合する化粧品も市販されていますが、濃度は皮膚科で処方されているものの半分以下となり、美白成分として国に認められているものでもありません。皮膚科で処方されるものと化粧品とでは大きな違いがあることを知っておきましょう。
ハイドロキノンの副作用
ハイドロキノンは、強い効果があるため、副作用の面でも注意が必要です。
シミが濃くなる
ハイドロキノンを付けたあと紫外線に当たってしまうと、メラニンを過剰に生成させ、シミが濃くなる可能性があります。必ずハイドロキノンを塗ったあとは、直接日光が当たらないように、紫外線対策をしましょう。
白斑(はくはん)
シミが気になる部位に、高濃度なハイドロキノンを長時間使用してしまうことで、その部分だけが必要以上に白くなってしまう可能性があります。皮膚科ではシミの状態によって濃度や使用期間を判断し処方しているため、このような状態を防ぐためにも、出された指示に必ず従うことが重要です。
炎症
ハイドロキノンの強い美白作用が肌に合わない方もいます。ハイドロキノンは酸化しやすいと言われており、シミを薄くしたり予防するどころか、赤みや炎症の原因になってしまうのです。
ハイドロキノンを使用する前は必ずパッチテストを行いましょう。このときに少しでも、肌がヒリヒリしたり、赤みが出る場合は使用するのをやめましょう。
副作用がでる使い方
そこでどのような使い方をしてしまうと、副作用が起きてしまうのかについてご紹介します。
使い方
酸化したハイドロキノンを使用する
- 理由
- ハイドロキノンは紫外線などの影響で劣化しやすく、また、酸化しやすい成分です。酸化したハイドロキノンを使用し続けると、赤みや炎症を引き起こす可能性があります。
一度開封したハイドロキノンは、1か月以内で使い切るようにし、開封して時間が経ってしまったハイドロキノンは使用せず、破棄しましょう。
使い方
指示どおりに使用しない
- 理由
- ハイドロキノンは、肌に刺激が強い成分で、中には濃度によって肌に負担がかかる方もいます。指示された用法・用量どおりに使用することが重要です。
ハイドロキノンの正しい使い方
副作用を引き起こさないためにも、ハイドロキノンの基本的な使い方についてご紹介します。ただし、別途指示がある場合はそちらに従いましょう。
パッチテストを実施する
「肌の漂白剤」といわれているほど、肌への刺激が強いハイドロキノン。気になるシミにつける前に、必ず皮膚の薄い二の腕の内側へ塗って、パッチテストを行います。塗った箇所は絆創膏などでおおい、服につかないようにし、24時間後、特に肌に炎症や赤みが出ていないことを確認してから使用します。
気になるシミに塗る
まずは肌を清潔な状態にします。洗顔→化粧水→乳液とスキンケアを終えたら、綿棒を使って、気になるシミへハイドロキノンを塗りましょう。
ハイドロキノンに関するネット上の疑問
実際にインターネットでよく検索されている、ハイドロキノンへの疑問についてお答えしていきます。
妊娠中や授乳中に使ってもいいの?
肌への刺激が非常に強いため、妊娠中や授乳中の使用は控えてください。ハイドロキノンは酸化しやすく成分が変性する可能性もありますので、産後・断乳後も、妊娠・授乳前に塗っていたハイドロキノンの使用は避けます。
シミが濃くなることってあるの?
ハイドロキノンを使用することで、肌の奥にあるメラニン色素が浮き上がり、その結果一時的に濃くなっているように見えることもあります。
まとめ
ハイドロキノンを使用する際の注意点に気をつければ、副作用を防ぐことができます。必ず指示に従って使用しましょう。もし肌にトラブルが出た場合は、ハイドロキノンの使用を中断し、早めに受診することをおすすめします。
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