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顔の肌荒れの原因は?赤みやかゆみの対策を紹介!

顔の赤みやかゆみが気になっていませんか。今回は、肌に起きる赤みやかゆみの原因とともに、それらを予防する保湿方法や、肌荒れ改善のための洗顔方法をご紹介します。肌トラブルのない健やかな肌づくりを目指して、毎日の対策に取り組みましょう。
気になる顔の赤みやかゆみはなぜ起こるのでしょうか。考えられる原因としては、肌の炎症による肌荒れや、血管の拡張があります。
顔の赤みやかゆみの原因
炎症による顔の肌荒れの原因
炎症は、血管を拡張させ、肌に赤みやかゆみを起こします。これは、なんらかの原因で肌が薄くなり抵抗力が落ちている状態だとも考えられます。炎症は、免疫が「刺激」だと勘違いして誤動作を起こし、過剰に反応することによって、自分自身を傷つけてしまうことで起こります。薄くなった肌のまま放置しているところに外部刺激を受けると、肌がダイレクトに刺激を受け、赤みや肌荒れがさらに進んでしまい、悪循環に陥ってしまいます。
血管拡張による顔の赤みの原因
顔の毛細血管が拡張し血流が増えることでも赤みは起こりえます。顔の血管のうっ血のほか、温度があがったとき、ほてり、興奮したとき、緊張したときなどに起こることが多いと考えられます。
それらの原因としてはホルモンバランスのくずれや、自律神経の乱れが考えられますが、肌が薄くなることで血流が余計に目立ってしまうということもあります。
顔の赤みやかゆみを引き起こす「肌の菲薄化」とは
では、そもそもなぜ肌は薄くなってしまうのでしょうか。主な原因は、加齢によって真皮層のコラーゲンやエラスチンの量が減少することにあるといわれています。コラーゲンは肌のハリや弾力を生み出す成分です。また、エラスチンはコラーゲン同士を結びつける役割を持っています。
真皮層にあるコラーゲンやエラスチンが年齢とともに減少すると、ハリや弾力が低下するだけでなく、表皮細胞を作り出す力も衰え、角質層の新陳代謝も悪くなります。また、表皮の水分保持量も減り、肌表面の弾力性も失われてしまいます。これを「肌の菲薄化(ひはくか)」といいます。
肌の菲薄化は主に加齢で起こるものです。若いときも、洗顔のしすぎ、ゴシゴシと肌を摩擦しながら洗うなどの間違ったスキンケアや、過剰なピーリングなどの肌への強い刺激によって肌が薄くなることがありますが、真皮層よりも上部にある角質層が傷ついているにすぎないので、通常は真皮層は正常に保たれています。一方、加齢によって肌が薄くなる場合、真皮層も角質層も両方薄くなるため、注意が必要になります。
顔の赤みやかゆみの対策
前述のとおり、顔の肌の赤みやかゆみが起こりやすくなる原因には、肌が薄くなっていることがあります。
炎症が原因となっている場合、炎症を止めればいいのでは?と思うかもしれませんが、炎症は身体が外部刺激から肌を守るための免疫反応の一つですから、必要なものです。角質層が健康であれば、肌の表面を覆う表皮の水分保持量も改善され増えるため、表皮はもちろん、肌内部の真皮や神経などに伝わる刺激がやわらぎます。当然、乾燥もしにくくなります。これにより、外部刺激に免疫が過剰に反応することが減り、無駄な炎症がなくなります。
正しい洗顔や保湿などのスキンケアを実施すること、また、生活習慣などを見直すことで、角質層の正しい新陳代謝を促すこと。また、それによって、炎症を起こしにくい健やかな状態を作ることが大切なのです。
肌荒れが気になる人のおすすめスキンケア
具体的に、肌の角質層を育てるためのスキンケア方法をみていきましょう。今回はスキンケアの基本である保湿・洗顔方法をご紹介します。ぜひ日々の習慣に取り入れてみてください。
炎症を予防する保湿方法
健康で炎症の起こりにくい肌を育てるためには、日頃からしっかりとスキンケアで保湿を行うことが重要です。洗顔後は水分が急激に失われてしまうため、できるだけ早めに化粧水からクリームまでの化粧品をフルで使い、保湿ケアを徹底しましょう。特に化粧水や乳液は、保湿に欠かせない化粧品です。できるだけ保湿能力の高い成分が配合されているものを選ぶのをおすすめします。適している成分をいくつかご紹介します。
- セラミド
- セラミドは角質層の中で水分を保持する役割を持つ重要な役割を果たす「細胞間脂質」の主成分です。セラミドは、水分を保持する機能とバリア機能の両方を兼ね備えているため、肌を育てたい人に向いています。
- ビタミンC誘導体
- ビタミンC誘導体が配合されているものもおすすめです。ビタミンC誘導体は、抗酸化作用の期待できるビタミンCを、できるだけ肌に浸透させやすくした成分です。化粧品の表示には、「リン酸パルミチン酸アスコルビル3Na(APPS、またはアプレシエ)」や、「リン酸アスコルビン酸Na(APS)」などと記載されていますので、見つけてみましょう。炎症の抑制が期待できる他、ビタミンCには肌の新陳代謝を促す作用やコラーゲンの生成を促進する作用などがあります。
- ビタミンK
- ビタミンKという成分は、血液の流れをスムーズにする働きが期待できるといわれています。赤ら顔のような、肌が赤くなる状態を改善するための化粧品によく配合されている成分です。赤ら顔は血管が広がりやすいことから起こるといわれているため、血流がスムーズになり血管が広がりにくくなるビタミンKが利用されています。赤みが気になる場合には、このビタミンK配合の化粧品を使用するのもいいでしょう。
他の化粧品についても、できるだけ刺激が少なく、保湿力の高いものを使用するのをおすすめします。
肌荒れ改善のための洗顔方法
角質層を育てるためには、洗顔・クレンジングについても正しい方法で行うことが大切です。もし炎症がひどいのであれば、メイクは控えめにして、簡単に落とせるような範囲に留めましょう。
- 肌に刺激の少ない洗顔料・クレンジング剤を選ぶ
- 特にクレンジングオイルは界面活性剤が使われていることが多いため、肌へ強い刺激になることがありますので、避けるようにしましょう。通常の洗顔時に使用する洗顔料は、きちんと成分を確認し、できるだけ合成界面活性剤の入っていない石鹸などを使用するのをおすすめします。
- 肌を摩擦しない
- 洗顔やクレンジングの際には、手やコットンなどで肌をこすらないように十分注意しましょう。また、タオルで水分をふき取るときにも、肌を押さえるようにして行い、ゴシゴシこすらないようにしましょう。
スキンケアだけでなく、生活習慣の見直しも
健やかな肌のためには、スキンケアだけでなく、生活習慣の見直しも必要です。
- 睡眠
- 睡眠中は副交感神経が優位になることで血流量が増え、肌に栄養がいきわたります。肌のためにも、睡眠時間をきちんととることが大切です。
- 食生活
- 栄養素は単独で作用するわけではありません。それぞれバランスよくとることで、体内で効果的に使われます。
まとめ
赤みやかゆみが気になる場合の原因と対策をご紹介してきました。最も大切なのは、角質層を育てるために健康的な肌づくりを目指すことです。そのためには、毎日コツコツ正しい保湿や洗浄のスキンケアを続けていくこと、肌に優しい生活を送ることがポイントです。炎症知らずの、きれいで自信の持てる健康な肌状態を手に入れましょう。
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