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目の下のシワができる原因と解消法

更新日:2018.06.12
公開日:2013.02.28
ドクター画像
この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

皮膚が薄い目元は、シワができやすい部分でもあります。加齢といった原因以外にも、アイメイクや、目の疲れなどが原因になっていることも。ドクター監修のもと、目元や目の下のシワができる原因や生活習慣、解消法などを解説します。

目のまわりの皮膚は薄く、とてもデリケートな部分です。たとえば、頬やおでこの皮膚がタオルくらいの厚みとすれば、目のまわりはハンカチ・ガーゼほどの薄さしかありません。そのため、顔のなかでもとくにシワの寄りやすい部分と言えるでしょう。目元や目の下にシワができる原因を探るとともに、シワを予防したり、なくすための対策や解消法を解説していきます。

目の下のシワができる原因とは

目の下にはどうしてシワができてしまうのでしょうか。まずはその原因から探っていきます。

洗顔時のメイク残り

アイメイクがシワの原因になってしまうことがあります。これは、落ちにくいマスカラやアイライナー、ラメやパールの入ったアイシャドウなどをつけていて、しっかり落としきることができずに皮膚に負担をかけてしまっていること、また、洗浄力の高いオイルクレンジングを使ったり、洗いすぎるなどして肌に必要なうるおいまでも取り去ってしまっていることなどが考えられます。また、洗顔後の保湿が不十分であれば、肌に大きな負担を与えます。

普段しっかりとアイメイクをしているという方は、必ずアイメイク専用のメイク落としを使用し、メイクの落とし残しがないよう心がけましょう。そして、メイクオフの後はスキンケアを入念に行うようにしてください。

目の疲れ

現代人ならではの原因もあります。それが目の疲れです。目元の皮膚とかかわりの深い部分だけに、眼球の疲労は、目元にシワをつくる大きな原因のひとつとされています。

パソコンの使いすぎや携帯電話など、電子機器による目の疲労はかなりのものです。夜ふかしや不規則な生活が重なれば、かなりの負担になります。また、長時間のコンタクトレンズ装着なども目を疲れさせます。

乾燥や紫外線

前述のとおり目元の皮膚は薄く、さらに皮脂の分泌も少ないため、外部の刺激による影響を受けやすいという性質を持っています。さらに乾燥肌やアレルギー症状、アトピー性皮膚炎などがあると、若い頃から目尻や目元、目の下のシワに悩まされるケースも少なくありません。

また、年齢とともに角質層の保水力が低下してシワができやすくなったり、紫外線によって肌内部の弾力が失われ、たるみやシワの原因になることもあります。紫外線はシワだけでなく日焼けやシミの原因にもなるため、日頃からしっかり防ぐことが大切です。

加齢や表情ぐせ・骨格によるもの

加齢による皮膚の衰えや筋肉の衰え、皮下脂肪の重みによる目元への負荷などがたるみを招き、シワに見えてしまうこともあります。また、人によっては長年の表情ぐせや、骨格が原因でシワになってしまうこともあります。

目の下のシワができやすくなる生活習慣

目の下のシワは、なにげない生活習慣にも深くかかわっています。以下のようなクセや習慣がある方は、目元にシワができやすい人と言えるので注意が必要です。

目元のこすりすぎ

かゆみなどでグリグリと目元をこするクセや、コンタクトレンズの付け外しで目元の皮膚をひっぱるクセ、クレンジングや洗顔の際、指やコットンで目元を強く摩擦するクセなどは、たるみやシワを招くもとです。

目元のマッサージを念入りにするあまり、角質層を傷つけ、水分保水力を低下させていたり、真皮層のコラーゲン線維や毛細血管にダメージを与えているおそれもあります。目元に触れるときはできるだけやさしい力で触れ、クリームなどで摩擦を軽減するようつとめましょう。

目を細めるクセ

近眼のため、物を見るときについ目を細めてしまうクセがあると、目元にシワが寄ってしまいます。ドライアイや眼瞼下垂、コンタクトレンズ装用による乾燥や異物感なども目を細める習慣になりがちですので、気をつけましょう。

まばたきの減少

デスクワークで長時間パソコンの画面を見続けていたり、ずっとスマートフォンに目を落としていると、まばたきの回数が減ってしまうので要注意です。まばたきが減ると目の周囲の筋肉が衰えて目の下にたるみを引き起こし、シワができたように見えることがあります。

目の下のシワを改善する方法

こうした目元や目の下のシワをなくすには、どんな方法があるのでしょうか。普段の生活のなかでできる解消法をご紹介します。どれも基本的なケア方法ですので、日常的にとり入れていくようにしましょう。

目元用の保湿化粧品を使う

原因の項で見てきたとおり、目元の皮膚は薄く、皮脂腺が少ないので乾燥に弱いという性質があります。そのため、重点的に保湿ケアをしてあげることが大切です。

目元や目の下のシワをケアするためにおすすめなのが、目元専用の保湿美容液や保湿クリームです。

乾燥小ジワにおすすめの化粧品成分
乾燥した状態で皮膚の薄いところにできる「乾燥小ジワ」には、保湿成分をたっぷり届けてあげましょう。肌のうるおいをキープする「細胞間脂質」の主成分であるセラミドや、ヒアルロン酸・コラーゲン・アミノ酸などの保湿成分を配合した化粧品を選びましょう。
深いシワ(真皮ジワ)におすすめの化粧品成分
指で押し広げてもなくならないのが、肌の真皮まで達した深いシワです。肌のハリを支えるコラーゲンやエラスチンの減少によってできてしまうシワですが、これらの成分は分子が大きいため、真皮までは浸透しません。そのため、コラーゲンそのものではなく、コラーゲンを増やす成分を選ぶとよいでしょう。ビタミンC誘導体(リン酸アスコルビルやAPPS)や、成長因子(グロスファクター)、ビタミンAの一種であるレチノールなどがおすすめです。

目元の血行をよくする

目元を蒸しタオルなどで温めると血行がよくなるとともに、毛穴が開いてその後に使用する化粧品成分の浸透が高まったり、眼精疲労がやわらぐなど、さまざまなメリットがあります。温めることで副交感神経に切り替わり、リラックス効果も期待できます。

紫外線対策をする

皮膚が薄い目元は、紫外線による乾燥やダメージに弱い部分です。普段から日焼け止めでガードしたり、外出時は紫外線透過率が低いサングラスをするなどして、目元を守りましょう。

眼輪筋エクササイズ

目の下のたるみによるシワが気になるときは、目の周りを取り囲んでいる「眼輪筋」を鍛えるという手もあります。筋肉を鍛えることで皮膚の重みをしっかり支え、目元の皮膚のたるみを解消するとともに、目の下のシワをできにくくします。

眼輪筋は年齢に関係なく鍛えることができます。ちょっとした空き時間にできるエクササイズで、若々しい目元の表情を取り戻しましょう。

眼輪筋エクササイズの一例

  1. 目を軽く閉じる
  2. 目を閉じたまま、ゆっくり「ギュッ」と力を入れていき、5秒間キープします
  3. 少しずつ目の力を抜いていく
  4. 眉を上げて目を「パッ」と見開きます
  5. 見開いた状態を5秒間キープしてから、自然な状態へとゆっくり戻していきます

そのほかの眼輪筋エクササイズについては、『目の下のたるみ改善に効果的な表情筋エクササイズ』をご覧ください。

まとめ

目元や目の下にできるシワの原因と解消法についてご紹介しました。目の周りの皮膚はとても薄く、デリケートですので、ちょっとした生活習慣によってもシワができてしまう可能性があります。普段から目の周りをこするクセなどに気をつけるとともに、保湿や紫外線対策、眼輪筋エクササイズなどで日常的にケアをしていきましょう。

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