見た目の印象を大きく左右するものの1つに、おでこにできた横ジワがあります。おでこに深く刻まれた横ジワは、そもそもなぜできてしまうのでしょうか。原因と、シワを解消するのに役立つケア方法について解説します。
おでこのシワ(しわ)が気になるとき
おでこのシワが気になるのは、どのようなときでしょうか。一般的には、以下のようなときにおでこの横のシワが気になることが多いようです。
- 笑ったとき
- 目を見開いたとき
- 顔をしかめたとき…など
これらに共通して言えるのが、「表情を大きく動かしたとき」です。顔の表情を大きく動かすと、誰でも多少シワができる場合があります。通常は表情を元に戻すとシワも消えますが、そのシワが消えずに残るようになるのです。初めは薄かったシワが次第に深く刻まれるようになり、見た目年齢に大きな影響を与えます。
おでこの近くである眉間の縦ジワも、深く刻まれる原理は同じです。眉間は特に眉をひそめたときなどにシワが寄り、次第に深く刻まれていきます。
おでこにシワができる原因
表情を動かしたときにおでこにシワが寄り、それが刻み込まれていくのがおでこにできる横ジワなどの表情ジワの原理です。では、なぜ表情ジワは消えなくなっていくのでしょうか。その原因を解説します。
紫外線や乾燥による肌への負担が原因
シワができる原因のひとつとしてあるのが、紫外線や乾燥による肌への負担です。おでこは、日差しを受けやすく、外気にさらされやすい部分なので、特にシワができやすい分といわれています。
それが続くことで、結果として肌の加齢が進んでしまいます。つまり、肌に負担をかけるということは、老化現象を早めてしまうことになり、肌のたるみなども加わってシワになる場合もあります。年齢に関係なく、シワに悩むのは環境や肌質による影響が関わってくるのです。
おでこのTゾーンは皮脂の分泌量が多いので、乾燥とは無縁なイメージです。しかし、テカテカするのが気になるために洗いすぎてしまうことや、あぶらとり紙などで必要な皮脂までとってしまうと、乾燥を進めてしまったり、肌への負担につながるので注意が必要です。
表情筋の衰えによるたるみが原因
そしてもうひとつ、おでこのシワをつくる原因が表情のクセです。たとえば、おでこを上げたり下げたり、伸縮させる動きを日常的に続けることでシワが刻まれてしまいます。表情が動くことによって、シワが少しずつ形状記憶され、加齢が進むと特に残りやすくなります。では、表情を動かさないのがよいのでは?と思いますが、一概にもそうとは言えません。表情筋が衰えると顔のたるみができたり、うるおいが失われてしまい、シワにつながってしまうのです。そのためにも、しっかり保湿をしたり、マッサージをして表情筋を鍛えたりすることがポイントになってきます。
生活習慣による原因
日々の生活にストレスを感じたり、疲れがたまると、睡眠中の表情が強ばっていることがあります。寝ている長い間、シワを作り続ける表情をしていた…など、暮らしの中でシワを作ってしまういろんな原因があるので、一度、意識して確認してみてもいいと思います。
おでこのシワ解消・消すことを目指すマッサージ方法
おでこのシワ解消を目指すうえで、加齢などにより固くなった皮膚や筋肉をほぐすマッサージは、とり入れたい習慣のひとつです。
頭皮マッサージで改善
マッサージは、おでこだけではなくおでこの皮膚とつながっている頭皮もあわせて行うと効果的です。おでこと頭皮のマッサージを簡単にご紹介します。
- 耳の周囲をほぐします
- 頭皮を上下左右に動かします
- 押したときに「気持ちいい」と感じるポイントを親指でやさしく押します
おでこ部分をマッサージ
おでこのマッサージはクリームなどですべりをよくしてから行いましょう
- おでこの左右をおさえて、前後に動かします
- 眉間から外側へ向けて、円を描くようにやさしくマッサージします
また、マッサージのほか表情筋をエクササイズで鍛えることも、おでこのシワ解消に役立つといわれています。目をぎゅっと閉じて、その後眉を上げて大きく目を見開くなどの表情筋エクササイズを試してみるのもよいでしょう。
まとめ
表情を動かしたときにできるシワが消えず、おでこに深い横ジワが刻まれる原因として、以下のものがあげられます。
- 紫外線によるダメージ
- 肌の乾燥
- 表情のクセ
- ストレスなどによる就寝中の表情の強ばり
このような要因から刻まれたおでこのシワを解消するためには、紫外線対策や肌の保湿とあわせてマッサージを行うことが効果的と考えられます。マッサージや保湿によってシワにすぐに変化が起こるものではありませんが、スキンケアは毎日の積み重ねが大切です。
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えっちゃん / 20代 / 男性 / おでこのシワ
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さら / 30代 / 女性 / おでこのシワ
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