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化粧品を使う前に!パッチテストのやり方

更新日:2017.06.23
公開日:2013.03.29
ドクター画像
この記事の監修者
西麻布ヒフ・形成外科 院長 藤井佳苗

新しい化粧品を使うときに怖い肌への刺激。敏感肌の方は肌トラブルにならないよう、使用前にパッチテストをするのがオススメです。ドクター監修の記事で、簡単にできるパッチテストのやり方を解説します。

化粧品の製造技術が高くなり、肌にやさしい化粧品が増えています。しかし、それでも人によっては肌トラブルを起してしまうことがあります。そこで、化粧品を使い始める前は、敏感肌の方でなくても必ずパッチテストをして反応を見ましょう。

初めて使うものはもちろん、海外ブランドの化粧品も同様です。日本人向けに作られたものではないので、以前問題なく使っていたものでも、体調によって炎症を起してしまう場合があるのです。

とっても簡単!パッチテストのやり方

以下3つの手順をふんで、問題がなければ「使用可」と見なしてOKです。ただし汗や入浴など外的要因が入ってしまうと、正しい反応がみられなくなるので、経過を見るときは注意が必要です。

1.化粧品適量を、夜(入浴後)に二の腕の内側に塗る。

2.24時間様子をみて、腫れやかゆみ、赤みが出ていないかを確認する。

3.二の腕のテストで問題なければ、フェイスラインなどに少量を塗って、再度赤みなどが出ないか確認する。

パッチテストの途中で炎症などが出た場合は、すぐに中断して洗い流してください。症状が続くのであれば、必ず“その化粧品を持って”医師に相談しましょう。

アイテムによってやり方を変えてみる

パッチテストの基本的なやり方は上記の方法ですが、化粧品の種類によって少しずつ変える方法もあります。

<化粧水、美容液、乳液、香水など>

絆創膏(ばんそうこう)のガーゼ部分に塗ったものを肌の目立たない部分に貼ります。そのまま2日ほど経過をみて、とった後も翌日まで部位を観察します。

<石けん、クレンジング、シャンプーなど>

原液を使用するのではなく、精製水や蒸留水でうすめたものを、ガーゼに染み込ませたり、あとは絆創膏に塗ったものを肌に貼ります。

<除毛クリーム、ヘアカラー剤など>

ほとんどの製品にはパッチテスト用の薬剤があります。問い扱い説明書にあるパッチテストの方法に習って行いましょう。それらがない場合は、薬剤を二の腕など目立たない部位に塗り、20分後に拭き取って肌の状態を観察しましょう。

赤み、かゆみなどが出た場合

パッチテストを行っている最中に、かゆみや赤みなどが出る場合は、今の肌に合ってないと判断することができます。すぐにパッチテストを中止し、反応が出た化粧品の使用は避けましょう。

「パッチテストをやったことがない」「やり方を知らない」という方も多いのですが、パッチテストはとても重要です。化粧品でかぶれた経験が一度でもある方は、パッチテストを行うほうが安心です。

というのも、以前使っていた化粧品でも、生理の前後のようにホルモンバランスで肌が敏感になったとき、肌トラブルが出てしまうことがあるのです。簡単にできるので、ぜひ試してみてください。

かぶれを引き起こす成分を特定する

かぶれの元となる成分の特定をしないと、いつまでたっても肌トラブルを回避できません。「化粧品をかえても、肌荒れがおさまらない」という場合は、新しく使った化粧品にも前と同じ成分が含まれている可能性があります。必ずパッケージや容器の表示を確認してみてください。

医薬部外品は全成分の表示がないものがありますから、その場合は直接メーカーに問い合わせてみましょう。

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