ほうれい線を始め、多くの女性を悩ませる口元のしわ。どうして起きるのでしょうか?口元のしわの種類と原因を探ってみましょう。
口元のしわと一口に言っても、乾燥じわ、表情じわ、筋肉の老化によるしわなど、色々な種類があります。しわの種類によって、その原因も異なってきます。
自分の口元のしわは、どの種類にあてはまるのかをチェックして、まずはしわの原因を突き止めてみましょう。
口元のしわの種類と原因
そもそもしわは、肌の内側のハリや弾力を作り出すコラーゲンやエラスチンの減少が関係して起きる現象です。大きく笑ったときなどにできる表情じわは若い方でも出ることがありますが、肌のハリや弾力があれば表情を戻したときにしわも消えます。しかし、さまざまな原因によって肌の内部にあるコラーゲンやエラスチンが減少すると、肌の弾力が失われ、表情を戻してもしわが消えなくなったり、表情に関係なくしわが刻まれたりしていきます。
口元のしわの直接的な原因として、加齢のほかに以下のものがあげられます。
- 肌の乾燥
- 表情の動き
- 筋肉の老化
- 筋肉の過剰な力
- ダイエット
それぞれの原因ごとに、しわのタイプなどの詳細を解説します。
乾燥によるしわ
口の周りにできる細かく小さなしわや唇の縦じわは、肌の乾燥が原因と考えられます。
肌が乾燥すると表面がカサカサになって、細かいちりめんじわができます。また、細かいからといって油断していると、しわが集まって大きな太いしわになってしまうこともあります。
肌の乾燥する原因は、保湿ケアが十分ではないことや、紫外線による皮膚のダメージです。特に紫外線は、皮膚の内側で肌のハリを保つコラーゲンや水分をたくわえる役割のエラスチンなどを破壊し、肌を乾燥しやすい状態に近づけます。
表情じわ
口元を動かしたり笑ったりするとしわができる、もしくはほうれい線が目立つ場合、それは表情じわの可能性があります。
表情じわは、何度も同じところにしわを寄せることによって、皮膚が形状記憶したようにしわとして刻まれてしまうのが原因です。表情じわの中でも、ほうれい線は一番できやすく、年齢を感じさせるしわでもあります。
このような深いしわは、真皮層の深い部分や、皮下組織にまで深く刻まれてしまっていることがあります。
筋肉老化じわ
普段から顔の表情が乏しく、あまり顔の筋肉を動かさないという人は、この筋肉老化じわが原因かもしれません。
顔の筋肉を動かさないで無表情な生活を続けていると、筋肉が老化・退化してたるみやしわの元になってしまうのです。いわゆる「マリオネットライン」といわれる、口角からあごにかけて伸びるしわがこの筋肉老化じわに当たります。頬(ほお)の皮膚や脂肪を支える筋肉が退化することで目立ってきます。
筋肉に必要以上の力が入っているしわ
口を閉じたときに、あごの部分に梅干しの表面のようなしわが寄る場合があります。これは、下あごの真ん中にあるオトガイ筋に必要以上に力が入っていることが原因です。
オトガイ筋は、口を閉じるときに力が入る筋肉です。そのため、同じく口を閉じるときに使われる口輪筋(こうりんきん:口の周りの筋肉)が衰えている場合、口を閉じようとしてオトガイ筋に必要以上の力が入りがちです。また、歯並びが悪い方や表情のくせによっても、オトガイ筋の不必要な緊張が見られる場合があります。
ダイエットによるしわ
ダイエットとしわの関係は、活性酸素にあります。
極端な食事制限をともなうダイエットを行ったり、特定の食品を食べ続けるダイエットを続けると、栄養の偏りが生まれます。食事から摂取する栄養の中には活性酸素を除去する抗酸化作用のある栄養もありますが、上記のような無理なダイエットを続けることで抗酸化成分を十分にとれない場合があります。活性酸素は細胞を酸化させ、老化を引き起こすとされています。肌の奥にあるコラーゲンやエラスチンなどを作り出す細胞がダメージを受けることで、コラーゲンなどの産生が活発に行われなくなり、しわにつながると考えられます。
また、栄養の偏る極端なダイエットによって、肌を作るのに欠かせないタンパク質などの栄養が不足することも、しわやたるみにつながります。
口元のしわを防ぐためのスキンケア
正しく行われるスキンケアは、肌のしわを改善するのに役立つ場合があります。その中でも特に、保湿ケアと紫外線ケアは効果を期待できると考えられます。
保湿ケア
保湿ケアは、前述した口元のしわの中でも、乾燥による口周りの細かなしわに効果を期待できます。保湿ケアでは、化粧水で水分を補うとともに、乳液やクリームを使って油分もプラスすることを意識します。その際、ヒアルロン酸やセラミドといった保湿成分の配合された化粧品を使用することをおすすめします。また、真皮のコラーゲンの生成を促進する作用が期待できる成分が配合された化粧品もよいでしょう。
浅く細かなしわは、保湿ケアをしっかり行うだけでも次第に目立たなくなることが期待できます。また、特に乾燥しやすい部位である唇の縦じわが気になる場合は、保湿効果のあるリップクリームを適度に塗ることも忘れずに。
紫外線対策
紫外線は、コラーゲンやエラスチンの破壊のほか、それらを作り出す細胞にもダメージを与えるため、できるだけ肌の中に届かないようにしたいものです。紫外線の強さは季節によって異なりますが、1年中降り注いでいることは間違いありません。特に紫外線の強い夏場はもちろん、日中は1年中、日焼け止めや日傘などを活用して紫外線対策を怠らないようにしましょう。
また、曇りの日でも雲による反射によって、想像以上に強い紫外線が降り注いでいることもあるため、注意が必要です。
なお、忘れがちですが唇も紫外線のダメージを受けます。UVカットの作用があるリップクリームを使用するなど、唇の紫外線対策も行うことをおすすめします。
口元のしわを改善する生活習慣
口元のしわの改善には、睡眠や食事といった生活習慣やエクササイズもおすすめです。期待される効果について簡単に解説します。
表情筋を鍛える
口元のしわの中でも、特に表情筋の衰えが原因になっている筋肉老化じわの改善にはエクササイズが効果的と考えられます。口の筋肉の動きを意識しながら大きく口を動かしたり、上を向いて口角を上げるといったエクササイズがよいでしょう。また、口を閉じたまま舌を回す「ベロ回しエクササイズ」も口周りの筋肉を鍛えるのに効果を期待できます。
質の高い睡眠
眠っているとき、人間の身体では成長ホルモンが分泌されます。この成長ホルモンには、肌を含めた身体の組織のダメージを修復したり再生したりする働きがあり、成長期を過ぎた大人にも欠かせません。しわの改善や予防のためにも、成長ホルモンをしっかり分泌する睡眠が大切になります。
睡眠中は深い眠りと浅い眠りをくりかえしますが、成長ホルモンが特に多く分泌されるのは深い眠りのときです。特に、入眠してから最初の深い眠りは一番深く、成長ホルモンが盛んに分泌されるといわれています。そのため、寝つきをよくし、深い眠りを十分にとれるような環境づくりは大人にも必要なのです。
バランスのいい食習慣
前述した食事制限によるダイエットをはじめ、食事の偏りがあると必要な栄養素が不足したり抗酸化力が低下したりして、しわなどの肌トラブルが起きやすくなると考えられます。
活性酸素を除去する効果が特に高い栄養素として、ビタミンAやビタミンC、ビタミンEがあげられます。ビタミンAやCは緑黄色野菜に多く含まれる傾向にあるため、かぼちゃやブロッコリー、にんじん、ほうれん草などを積極的にとりましょう。また、ビタミンEはアーモンドをはじめとしたナッツ類に多く含まれています。手軽に食べられるミックスナッツなどをおやつにとり入れるのもおすすめです。
また、タンパク質も肌のハリを保つうえで重要な栄養素です。特に摂取したいのが、人体のタンパク質を構成する20種類のアミノ酸をバランスよく含んだ、「良質なタンパク質」。卵や牛乳、乳製品のほか、肉、魚介類、大豆製品が良質なタンパク質とされています。これらの良質なタンパク質を組み合わせ、バランスよく食べることが大切です。
まとめ
口元のシワにはいろいろな種類があり、それによって原因も異なります。
- 乾燥による口元や唇の縦じわ
- 表情によって目立つ表情じわ
- 表情筋の衰えによるマリオネットラインなどのしわ
- 筋肉のこわばりによる梅干しじわ
- ダイエットによるシワ
その根底には「肌の乾燥」「栄養の偏り」がある場合も多くあります。そのため、肌の保湿やバランスのよい食生活を心がけましょう。また、紫外線は肌の大敵です。季節を問わず、日中は紫外線対策を怠らないようにしましょう。
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