お肌が白いか黒いかは、皮膚の中にあるメラニン色素の量で決まります。メラニン色素が多いほど皮膚は黒く見えるため、白いお肌をキープするにはメラニン色素を増やさないようにすることが大切です。
プラセンタ療法はメラニン色素に様々な形で作用し、美白効果をもたらします。
プラセンタ療法とは
ヒトの胎盤には胎児の発育成長に欠かせない活性化物質や高純度な栄養素が含まれており、新しい細胞の増加や新陳代謝の促進など、多くの働きをします。
これらの有効成分を最新の技術で抽出精製したものをプラセンタと言い、経口や塗布、注射などで体内に取り込むことをプラセンタ療法と言います。
プラセンタは「新陳代謝を活発にする」「自然治癒力を高める」といった基本作用にすぐれているため、美容効果も大いに期待できるものです。
メラニン色素の産生と色素沈着
表皮の基底層にはメラノサイトというメラニン生産細胞があります。メラノサイトは紫外線などの強い刺激を受けると活性化し、小麦色のお肌やシミの原因となるメラニン色素を作り出します。
通常、メラニン色素は表皮細胞と共に皮膚の表面に押し上げられ排出されますが、日焼けした肌は新陳代謝のリズムが乱れています。新陳代謝が乱れるとメラニン色素の排出が滞り、色素が沈着してしまうのです。
プラセンタのメラニン色素への作用
では、プラセンタはメラニン色素にどのように働きかけるのでしょうか。具体的な作用について見てみましょう。
作用1「メラニン色素の過剰な産生を防ぐ」
プラセンタには、メラニン色素の産生に深く関わるチロシナーゼという物質の働きを抑える作用があります。また抗炎症作用や活性酸素除去作用もあるため、それによりメラニン色素の産生を阻止することができます。
作用2「メラニン色素の黒化を阻止する」
活性酸素除去作用により、メラニン色素による皮膚の黒化現象を防ぎます。
作用3「メラニン色素の排泄を促す」
肌のターンオーバーが正常な状態の時は、増加したメラニン色素は表皮細胞に運ばれ排出されます。しかし新陳代謝の乱れやホルモンバランスの崩れなどで排出が滞ると、シミやお肌のくすみとなって残り、なかなか消えなくなってしまいます。
プラセンタは新陳代謝を活発にし、色素の排泄を促す作用があります。この働きにより、日焼けの黒さが早く抜けるというわけです。
炎症による肝斑、ニキビの改善効果
肝斑とはシミやくすみの一種で、両頬の左右対称に淡い茶色でうっすらと現れる色素斑のことです。10代後半から60歳くらいまでの女性のみにできるシミで、30~40代女性に最も多いのが特徴です。
肝斑は女性ホルモンの影響を強く受けているシミですが、紫外線やかぶれなどの皮膚炎、皮膚をこする、たたくなどの刺激による炎症も発症の引き金になると考えられています。
プラセンタは女性ホルモンのバランスを整えるほか、皮膚の炎症を鎮静したり新陳代謝を促す作用もあるため、肝斑の症状改善に効果を発揮します。また、生理前のニキビや炎症を起こして赤くなったニキビの改善にも役立ちます。
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