プロの手を借りて脱毛しようと考えるとき、大きく二つの選択肢があります。ひとつは、エステサロンや脱毛専門サロンでの脱毛。もうひとつは、美容クリニックでの脱毛です。
サロン脱毛の主流は「光脱毛」、クリニック脱毛の主流は「レーザー脱毛」ですが、これらはどう違うのでしょうか?
光脱毛とレーザー脱毛の違いとは?
光脱毛とレーザー脱毛の大きな違いは、「照射する波長が異なること」です。レーザーは単一の波長で集中的に熱を集め施術するのに対し、光(フラッシュ)は複数の波長を含んだ光で広範囲に照射し施術します。レーザーは照射の威力が強いため専門医しか扱えませんが、光(フラッシュ)は出力を一定に制限しているため、誰でも安全に扱えます。そのため、レーザー脱毛はクリニックで行われ、光脱毛はサロンでも行えるのです。
また、レーザー脱毛が「永久脱毛」をうたえるのに対し、光脱毛は半永久脱毛である「不再生脱毛」としか言えないという違いもあります。
それでは、それぞれの特徴などを詳しく見ていきましょう。
光脱毛
IPL(インテンスパルスライト)などの器械を使い光を照射して、そのエネルギーで毛根のメラニンを刺激し脱毛を促すしくみです。サロンによって呼び名が違い「光脱毛」や「フラッシュライト脱毛」などと呼ばれます。
光脱毛はレーザー脱毛よりも出力が弱いため、肌への作用が緩やかで痛みが少ないという特徴があります。
毛が生えてくる成長期に行うため、2~3か月に1回程度の間隔で施術する必要があります。これを約1~2年繰り返し、施術が完了します。
最近は家庭用の光脱毛器械も家電販売店などで販売されており、価格は2万円台ぐらいからになっていますが、サロンで行う脱毛ほどの効果が期待できるかはわかりません。
レーザー脱毛
ダイオードレーザー、アレキサンドライトレーザーなどの医療用レーザーを用いた脱毛方法です。光脱毛が幅広い波長の光を使うのに対し、単一の波長のレーザーを用います。脱毛に使われるレーザーは医療従事者でないと扱えないため、脱毛サロンなどでは施術できません。光脱毛よりも出力が高いため痛みを感じることがありますが、クリニックでは麻酔クリームを事前に塗ることで、痛みを軽減させています。
毛周期に合わせて脱毛を数回繰り返し、5~6回で終了することがほとんどです。アフターケアを医師に相談できるというメリットもあります。効果が高いということもあり、1回あたりの値段はサロンでの光脱毛よりも若干高めになっています。
レーザー脱毛器も家庭用のものが販売されています。これは、医療機関で使われているものよりも出力を弱く設定し、医師でなくても扱えるようにしたものです。施術範囲が、メーカーが推奨する部位に限定されているものもあるようです。
光脱毛もレーザー脱毛も、施術中の痛みは部位によって差があります。メラニンが濃い部分は反応が強く出るので、痛みを感じやすくなります。また、日焼け後の肌や、疲れていて肌が敏感になっている時はトラブルが起こることもあるので、場合によっては施術を断られてしまいます。施術を受ける際には、コンディションをしっかり整えて臨みましょう。
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