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腱鞘炎の鍼灸・針治療

更新日:2016/12/09 公開日:2014/09/01

腱鞘炎の鍼灸・針治療

腱鞘炎とは?

腱鞘炎とは「指を酷使した結果、指や手首の腱鞘に起こる炎症」のことです。

指や手首には「腱」があります。この腱は骨と筋肉を繋ぐものです。そして「腱鞘」が指の骨から腱が浮き上がるのを防いでいます。この腱と腱鞘が、指を使いすぎたときにこすれて炎症を起こすことがあり、これが腱鞘炎です。

腱鞘炎には「指の腱鞘炎」と「手首の腱鞘炎」の2つのタイプがあります。

指の腱鞘炎は手の平の、指の付け根の腱鞘によく起こり、「ばね指」と呼ばれる症状が現れます。これは、曲げた指を伸ばそうとして力を加えたときに、炎症を起こした腱の腫れた部分が腱鞘を通過し、カクンと指が曲がる状態のことです。

次に手首の腱鞘炎についてです。手を広げて親指を反らせたときに、親指から手首に伸びている2本の太い腱が浮き上がって見えますが、手首の腱鞘炎は、この部分の炎症で「ドケルバン病」と言います。

指の腱鞘炎はパソコンやピアノ、裁縫などで指を使うことが多い人に起こりやすいと言われる症状です。手首の腱鞘炎はホルモンバランスの乱れも関係していると考えられ、妊娠・出産期や更年期の女性にも多く見られます。

また、育児中で赤ちゃんを抱えるお母さんにも多い症状となります。患者さんは比較的女性に多いのですが、パソコンでキーボードやマウスを多く使う男性にも見られます。

まれに、アキレス腱や足に起こることがありますが、圧倒的に手部の発症が多いようです。

腱鞘炎の症状

よく見られる指や手首の症状としては、強い痛みが特徴です。指や手首の曲げ伸ばしをするときに痛む、ペットボトルや瓶のふたを開けるとき親指が痛みを感じる、また鞄を持つときに痛むこともあります。ひどくなると、500mlのペットボトルや缶コーヒーくらいの重さでも痛みを感じ、持つことが困難になることもあります。

特にばね指では、指を伸ばそうとした時、伸びにくかったり、引っかかり(バネ症状)がでます。重症ではロックしたみたいになり、伸びたまま、または曲がったまま動かなくなります。

腱鞘炎の治療法

腱鞘炎は、腱鞘が炎症しているのであって関節が悪くなっているわけではありません。そのため、固定するよりも、痛みの原因となっている硬くなった筋肉や腱を柔らかくすることが、効果的な治療となります。

炎症が強く痛みが激しい場合には、まず患部を冷却して炎症を抑え安静にします。また腕や肩といった所にも余計な力が入りバランスが崩れているため、腕や肩の筋肉をほぐし、バランスを調えることが大切になります。

鍼の施術は、主に手首や指を動かす筋肉や腱に対して行います。

その理由としては、痛みの原因となっている、使いすぎて硬くなった筋肉や腱が、針を刺すことによって緊張がほぐれ柔らかくなる、ということが挙げられます。

腱鞘炎は指の使いすぎが原因でなりますが、そのほかにホルモンバランスの崩れが影響することもあります。その場合は、痛みのある指だけではなく、全身を治療してホルモンのバランスを整えることが必要になってきます。

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