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陰部(デリケートゾーン)は非常にデリケートなため、炎症が起こりやすく、ときには痛みを感じることもあります。陰部に痛みを感じたときはどのような病気が疑われるのでしょう。また、どのように対処すべきなのでしょう。陰部の痛みの原因と対処法について、ドクター監修の記事でお伝えします。

女性の陰部に起こる痛みの原因

デリケートな女性の陰部は、さまざまなことが原因で痛みが起こります。ここでは、陰部の痛みを引き起こす病気について解説します。

陰部における痛みや症状はさまざまで、原因も複雑にからんでいるものもあります。ここでは特に、陰部の痛みを発生させる疾患の一部を紹介します。これらの症状に疑いがあるようであれば、すぐに専門の医療機関に相談するようにしましょう。また、痛みがない場合の症状もあるので、痛みがないからと安心することはできません。

以下にあてはまらない場合でも、デリケートな部位になるので、違和感や目に見えて何かしら異常があれば、医師に相談することが賢明です。

女性の陰部に痛みをともなう主な病気

陰部の痛みを引き起こす可能性のある病気はいくつか考えられます。ここでは、そのような病気の一部を解説します。

膣炎(ちつえん)

膣炎は、膣内に細菌やカビが繁殖して炎症を起こした状態です。感染した病原体によって症状が異なりますが、ヒリヒリとした痛みを感じることの多い病気です。そのほか、おりもののにおいや色、形状にも変化が起きます。

膣炎の原因となる病原体の中には、健康な女性であれば住み着いていることの多い菌もありますが、ストレスや疲労などによって免疫力が落ちることで発症しやすくなります。

毛嚢炎(もうのうえん)

毛嚢炎は毛包が細菌に感染して起こる病気で、ニキビのような小さくて赤いブツブツが現れるのが特徴です。軽度なら痛みやかゆみが出ることは多くありませんが、重度になると痛みやかゆみがともないます。女性の陰部は角質層が薄くデリケートなうえに、下着や生理用ナプキンによって湿度も高くなりがちです。そのため、陰部では雑菌が繁殖しやすく、毛嚢炎になりやすい環境がそろっています。

外陰潰瘍(がいいんかいよう)

激しい痛みが起こり、外陰部に炎症性の潰瘍ができます。原因はさまざまで、性器ヘルペスや梅毒など、性行為の際に感染する疾患が原因となります。また、ベーチェット病という難病でも外陰部に潰瘍ができます。そのため、何が原因で潰瘍ができてしまっているのかを調べる必要があります。痛みを感じないものもあれば、かゆみや痛みを感じる場合もあります。医療機関で診てもらうようにしましょう。

バルトリン腺炎

陰口の左右にあるバルトリン腺に細菌が侵入することで炎症が起こります。はじめは気づかず、腫れてからの違和感や痛みで気づく場合があります。また、発熱することもあります。基本的には抗生物質の服用で治療しますが、再発することも多く、場合によっては切開する必要があります。

性器ヘルペス

性器ヘルペスは、外陰部にブツブツとした水疱や潰瘍ができ、強い痛みをともなう病気です。ヘルペスウイルスが原因となっています。性行為によって感染することのある病気のひとつです。

これらのような病気のほかに、特に見た目に病変がないにもかかわらず外陰部の痛みが続くというケースもあります。

陰部の痛みの治療法

気になる症状が起こったら、早めに専門医に相談しましょう。抗生物質や抗ウイルス薬の服用が主な治療法となります。また、患部に外用薬を塗るといった方法をとる場合もあります。かゆみが気になる場合でも、できるだけかかず、刺激を与えないようにしましょう。ヘルペスのように水泡が破れて、痛みが起こったり、炎症が激しくなってしまうことがあります。

陰部の痛みを抑える薬

陰部の痛みが原因となっている場合、薬を使用した治療を行うこともあります。治療内容は病気によります。たとえば、カンジダというカビが原因で起こっている膣炎であれば、抗真菌薬のクリームや膣薬が使用されます。また、性器ヘルペスの場合は抗ウイルス薬の飲み薬や塗り薬、点滴による治療が行われます。

一方、陰部の痛みがあるものの明らかな病変はない場合、ホルモン製剤や自律神経調節薬などの薬で治療を試みることがあります。心理的な原因も考えられることから、いくつかの薬で効果がなければ抗うつ薬が処方される場合もあります。一方で、自然に治る場合もあります。

陰部の痛みの対処法

陰部の痛みへの一番の対処法は、違和感を覚えたら病院で検査を受けることです。しかし、そのほかにも無用なトラブルを減らすためにも、自分で気をつけられるポイントをおさえておきましょう。

陰部を清潔に保つ

まずは、陰部を清潔に保つことです。生理用のナプキンやおりものシートはこまめに交換しましょう。また、締め付けが強くムレやすい素材の下着を避けましょう。毎日の入浴で清潔にすることも大切ですが、洗いすぎはかえってトラブルを招く可能性もあるので気をつけてください。

疲れやストレスをためない

疲れやストレスをためると、免疫力が低下し膣炎などを起こしやすくなります。生活を規則正しくして睡眠時間を確保するとともに、自分に合ったストレス発散法を見つけるとよいでしょう。その人に合ったストレス発散法は異なりますし、そのときの体調や気分によっても異なります。いくつかストレス発散法のレパートリーを持っておくとよいでしょう。

コンドームを使用する

セックスの際は、感染を防ぐといった意味でもコンドームを使用するようにしましょう。コンドームをしていても感染するケースはありますが、リスクは大幅に減少します。

まとめ

女性の陰部に痛みが起こる病気はさまざまです。また、明らかな病変がないにもかかわらず痛みが続くケースもあります。

膣炎や毛嚢炎といった病気は、免疫力の低下や陰部のムレなどによる病原菌の繁殖が原因になることもあります。また、性行為が原因になることもあるため、以下のことでできそうなことから始めてみましょう。

  • 通気性のよい下着の着用や、ナプキン・おりものシートのこまめな交換
  • 毎日の入浴で清潔を保つ
  • 十分に睡眠をとって疲れを残さないようにする
  • ストレスは早めに発散する
  • 性行為のときはコンドームを使用する

また、デリケートな部分だけに病院にかかるのは恥ずかしいと感じる方も多いかもしれませんが、違和感があれば早めに婦人科を受診しましょう。

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