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無添加化粧品を本当に選ぶべき?気をつけたい配合成分

更新日:2018.01.19
公開日:2015.07.31
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この記事の監修者
スキンケア大学参画ドクター

化粧品の配合成分の中には、肌に悪影響を与える可能性を指摘されているものがあります。ここでは、気をつけたい配合成分や、そうした配合成分を避けるために、やはり無添加化粧品を選んだほうがよいのかといった点について解説します。

化粧品の成分の中には、人によっては肌を刺激したり、肌トラブルを招いたりするものもあります。そこで今回は、一般的に気をつけたほうがよいといわれる配合成分には、どのようなものがあるのかをご紹介していきます。

石油系成分には要注意

化粧品には、さまざまな成分が使われていますが、大きく分けると、植物由来のもの、動物由来のもの、石油由来のものの3種類に分類できます。その中でも、特に多く使われているのが石油由来の成分です。というのも石油系の成分は、安価で大量に生産でき、保存が効くというメリットがあるからです。しかし、比較的に肌への反応が出やすい傾向があるため、肌が敏感な人は、石油系の成分を配合した化粧品には注意が必要です。

化粧品に使われる主な石油系成分には、次のものがあります。

石油系合成界面活性剤

化粧品の中でも特に使用されることが多いのが石油系合成界面活性剤。洗浄効果を高めるために洗顔料に配合されていたり、水と油を分離させないためにクリームなどに使用されたりと、さまざまな化粧品に配合されていますが、肌のバリアを破壊してしまう可能性があるといわれています。

石油系合成防腐剤

合成防腐剤は、ほとんどの化粧品に配合されており、代表的なものに「パラベン」や「フェノキシエタノール」があります。これらは、ほかの防腐剤よりも効果が高く、含有量が少なく済むので安全という意見もありますが、微量でもホルモンバランスを崩す疑いが持たれています。

鉱物油や合成の油性成分

油をベースにしたコスメの多くに石油が使われていますが、その石油は「鉱物油」「ミネラルオイル」「パラフィン」などと表記されています。また、ベンジルアルコールや安息香酸アルキルといった油性成分などにも、肌トラブルを引き起こす可能性があるとされています。

石油系合成色素

「○色○号」と色名と番号がついたものは、すべて石油から生み出された合成のタール色素で、発がん性などの問題が指摘されています。

石油系合成香料

石油を主原料にした合成香料はホルモンバランスを崩す可能性があるとされています。

無添加化粧品がいい?

石油系など、反応しやすい成分を避けるためにも、やっぱり無添加化粧品を選ぶべき!と思ってしまいがちですが、それは早計と言えるでしょう。無添加だからといって、必ずしも安全だったり、肌に反応が出なかったりするとは限りません。

例えば、化粧品には、細菌やカビのエサになる成分が多く含まれています。「防腐剤」を配合することで、こういった微生物の繁殖によって化粧品がカビたり、腐敗したりするのを防ぎ、傷んだ化粧品を使うことで起こる肌トラブルの回避に役立っています。また、人によっては、無添加化粧品に含まれる天然成分で、アレルギー反応を起こしてしまうこともあります。

無添加というとそれだけで安全、といったイメージを抱きがちですが、無添加にこだわるよりも、自分の肌に合わない成分を知り、それが入っていない化粧品を選ぶことが重要だと言えるでしょう。

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