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フケと老けは切っても切れない関係!?フケの意外な原因とは

更新日:2017/03/30 公開日:2016/11/30

フケとは頭皮から発生する老廃物である可能性が非常に高く、発生の原因はさまざまあるといわれていますが意外な原因でフケが発生することもあるのです。今回はその発生原因、フケから判断できる病気、日々の対策法をご紹介いたします。

フケが出る意外な原因

フケが出る人は不潔というイメージがあるかもしれません。たしかに頭皮のケアを怠っていると発生する現象ではありますが、毎日シャンプーで洗っていてもフケが発生することはあるのです。

フケには乾燥からくるものと、過剰の油脂からくるものと分類されています。それぞれの性質のフケが発生する原因は大きく違っているのですが、これが私たちの盲点をつくような意外なものなのです。それは「老化」「食生活の乱れ」であり、私たちが避けて通れない現象がフケの原因となってしまうのです。では、その意外な原因の詳細について触れてみましょう。

乾燥性のフケ

私たちは年齢を重ねると、シミやたるみといったように肌にトラブルが出やすくなってきます。それと同じように、頭皮も老化によってさまざまな問題を抱えやすくなってきます。

老化が進むと顔全体のうるおいが少なくなってくるため、肌と同じように頭皮も乾燥していきます。そのために頭皮の皮がむけてフケとして落ちてくることになるのです。つまり、これは乾燥性のフケということです。

また、フケは更年期に多く発生する現象といわれています。特に女性は更年期に入ると女性らしさを保つエストロゲンが低下しやすくなり、毛穴にある皮脂の量も低下していきます。そうなるとさらにうるおいはなくなり、フケが多発するようになります。

油脂性のフケ

若い人に多く見られる原因ですが、不摂生な食生活の結果によってフケが発生することもあるのです。脂っこいものを食べすぎると、頭皮の皮脂が増えてしまいます。その結果、過剰に油脂が分泌されることとなってしまい、老廃物としてフケになってしまうのです。

また、大量の汗や皮脂はカビのエサになってしまうことがあり、そのカビのせいでフケが発生するケースもあります。

フケが原因で起こる病気

フケの発生は、あなたの身体の変化を知らせるメッセージです。それは決してよいものではなく、ひどい場合は病気の可能性を示唆するものとなります。老化による乾燥のフケから考えられる病気をいくつかお伝えいたします。

甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)

甲状腺ホルモンの低下によって、口がまわらなくなったり、記憶力が低下したり、手足のしびれが起きたりします。

皮脂欠乏性湿疹(ひしけつぼうせいしっしん)

皮膚に必要な水分が蒸発してしまい、乾燥が悪化してしまいます。そのために皮膚がはがれ落ちたり、ひび割れが起こりやすくなります。

アトピー性皮膚炎(あとぴーせいひふえん)

皮膚のバリア機能が低下して発生する皮膚の病気です。赤い湿疹が全身に発生し、かゆみをともなうことが多いです。主にステロイド外用薬などで治療をします。

脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)

頭皮が炎症を起こして地肌がかゆくなる症状です。これはマラセチアというカビが皮脂や汗をエサにして繁殖したことが原因と考えられています。

フケの発生を解決するセルフケア方法

フケの発生は必ずしも医療機関の受診が必要とは限りません。日常生活でのケアを意識的に取り組めば改善することがあります。どのような方法があるかご紹介します。

シャンプーを変える

シャンプーには強い洗浄力が含まれているものがあります。それが敏感な頭皮に刺激を与えて、結果としてダメージになることもあるのです。オーガニックなど天然素材が多く配合されたものなど、皮膚にやさしいものに変えてみてとよいでしょう。

睡眠をしっかりとる

意外な解決法かもしれませんが、睡眠不足もフケを招く原因になるのです。睡眠は身体の調子を整えるいわばメンテナンスの時間なのです。そのメンテナンスを怠ると、健康を保つための工程に支障をきたし、その結果の1つに頭皮のケアがなされないことがあります。そのためにフケが発生することにつながるのです。

食生活を見直す

脂っこいものばかりを摂取してしまうと、頭皮に皮脂が溜まってしまいます。炒めたり揚げたりした食物を控え、蒸したり、生のままで食べたりするなど、油を使用しない料理を積極的に摂るようにすることと、食事の時間も規則的になるように心がけてください。

ビタミンをよく摂取する

皮膚の活性化、代謝をよくすることがフケを防ぐことと考えられています。特にビタミンB2は新しい皮膚を生成するために必要なもの、ビタミンAはその生成のエネルギーになるために欠かせないものとなっています。現代社会を生きる私たちはそれらを意識して食事をとるのはなかなか難しいかもしれません。そういう場合は食事と一緒にサプリメントを摂取して補うとよいとされています。

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