アトピーの場合は、あまり皮膚に負担をかけたくないと思っている人が多いです。アトピーであっても使用することができる日焼け止めについてご紹介します。
アトピーとは
アトピーとはどのような病気なのか、改めて解説したいと思います。
かゆみのある湿疹
アトピーというのは、アトピー性皮膚炎と呼ばれており、全身にかゆみのある湿疹ができてしまう症状のことを言います。皮脂の分泌量が少ない傾向にあるので、皮膚が乾燥しやすいといわれています。さらに、皮膚のバリア機能が低下してしまう可能性がありますので、外部からの刺激に非常に弱くなってしまうようです。
アトピーの症状
アトピーの症状としては次のような症状が引き起こされるようです。
- 皮膚の乾燥
- 皮膚がフケのようにかさかさと落ちる
- 皮膚が赤く腫れる
- 皮膚がぶつぶつと盛り上がる
- かゆい場所をかくことによってできるかさぶた
- 皮膚がただれてしまう
アトピーの症状は左右対称に出てくることが多いといわれています。発症する場所については、年齢によって変わるとされています。
アトピーの原因
アトピーの根本的な原因は、いまだ解明されていない部分が多いです。人によって原因が違うことも多く、遺伝や食生活、そして環境などの要因が複雑に絡み合っているといわれています。原因を解明できるよう今後の研究に期待されているようです。
アトピー肌には紫外線対策が必要
皮膚にさまざまな症状があらわれるアトピーですが、敏感肌になりますので日焼け止めを塗ってよいものなのか悩みがちになってしまうようです。
紫外線によるダメージを防ぐ
アトピーになってしまうと、肌が弱くなってしまい過敏になるので、皮膚に負担がかかってしまう日焼け止めはあまり使用しないという人がいます。ですが、日焼け止めを塗らずに素肌のままでいると太陽からの紫外線を直接受けてしまいますので、肌にとってあまりよくないといわれています。そのため、可能な限り日焼け止めを使用して、余分な紫外線を遮断する必要があるようです。
一部では治療に使われることも
基本的に、害であるとみなされている紫外線ですが、骨を強くするために必要なビタミンDを合成するために必要なものであるともいわれています。また、アトピーの治療において、PUVA療法というものがあり、紫外線A波をアトピーの患部に照射することで、軽い日焼け状態を引き起こし、皮膚の免疫力を抑制してアトピーの症状が緩和されるといわれています。皮膚がんのリスクも現れてきますので、医師の診断の元で治療を進めていかないといけませんが、必ずしも紫外線が害悪だというわけではないようです。とはいえ、太陽からの紫外線は外に出ると非常に多くの紫外線を受けますので治療目的以外の紫外線は極力避けたほうがいいといわれています。
アトピー肌の日焼け止めの選び方
アトピーの場合はどのような日焼け止めを選べばいいのかについて、詳しくご紹介します。
肌にやさしい日焼け止めを
アトピーになると肌は刺激に弱くなってしまいます。そのため、低刺激性の日焼け止めを選ぶほうがよいでしょう。とくにクリームタイプやジェルタイプの日焼け止めなどは、界面活性剤や添加物などが含まれておりアトピーの症状が悪化してしまう可能性があります。無添加のパウダータイプなどの日焼け止めの使用がおすすめされているようです。
紫外線吸収剤を使用していない日焼け止め
日焼け止めの効果とは、紫外線散乱剤を使用して、紫外線を反射させて日焼け予防をする日焼け止めと紫外線吸収剤を使用して化学反応で日焼けを予防するものがあります。両方の薬剤が含まれていることもありますが、紫外線吸収剤は肌のうえで化学反応を引き起こすので、肌への刺激が強いといわれています。そのため、できる限り紫外線吸収剤を使用していない日焼け止めを選ぶようにしてください。
できるだけ無添加なものを使用する
日焼け止め自身が刺激物ですので、できる限り刺激を持つものは減らした方がいいといわれています。香料や着色料などは、日焼け止めの効果に影響を及ぼしにくいです。できるかぎり無添加の物を使用するようにしてください。
アトピー肌への日焼け止めの使い方
アトピーの場合は次のことに注意して使用するとよいようです。
日焼け止めはこすりすぎない
日焼け止めをアトピーの肌につけるときには、こすりすぎないようにムラなく伸ばすように心がけてください。
日焼け止めの落とし方
アトピーに悩まされている場合、皮膚はかなり敏感の状態になっています。刺激を与えすぎると皮膚炎をおこしやすいですので、日焼け止めを落とす際には日焼け止めが肌に残らないようにしっかりクレンジングをしましょう。また、クレンジングに関しても、肌をゴシゴシせずにやさしく浸透させるようにするとよいといわれています。
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