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水虫を治すのにお酢に効果があるって本当?

更新日:2017/10/14 公開日:2017/03/31

皮膚のはがれや水ぶくれ、強いかゆみや赤みといった水虫の症状に悩まされる人は少なくありません。水虫の原因となる白癬(はくせん)菌は、人間の身体や動物など、さまざまな場所に常在している菌です。その白癬菌を殺菌したり抑制したりするといわれている、酢を用いた方法には、本当に効果があるのか見てみましょう。

水虫とは

水虫は、白癬菌という真菌に感染することで発症する皮膚の病気です。真菌とは、人間の身体に常にあるといわれる菌のことで、乾燥していて清潔な皮膚であれば感染の可能性はないと考えられています。しかし、靴を長時間履いているなど、高温多湿の状況下にあると白癬菌が活発になって水虫に感染してしまうこともあります。

酢を用いた水虫ケアの方法

酢には殺菌作用があるといわれています。そのため、酢を用いて白癬菌を殺菌したり、活動を抑制したりすることで水虫を治せると、インターネットなどで紹介されていることがあります。

希釈した酢液を用いた方法

5~10倍に薄めた酢を、40度程度の温度にし、容器やビニール袋に入れて、中に患部を浸けるという方法や、スプレー容器に入れて噴霧する方法があげられます。

原液の酢を用いた方法

原液の酢を容器に入れて、患部を浸けたり綿棒で塗り込んだりする方法です。原液の酢を使用する場合は、肌の弱い人や痛みを感じやすい人には刺激が強すぎるかもしれません。この方法は、酢の殺菌効果を利用したものといわれていますが、皮膚科での水虫の治療方法とは大きく異なるため、効果を実感できるかどうかの保証はないと考えられます。

医学的な根拠について

水虫に酢を用いる方法には、医学的根拠がありません。そのため、民間療法とされています。また、市販薬を患部に塗布する人も多いようですが、水虫に似ている皮膚病である可能性もあるため、自己判断はしない方がよいでしょう。皮膚にかゆみやはがれ、赤みや水ぶくれなどの症状が見られる場合は、医師へ相談することをおすすめします。

水虫と似ている皮膚病

水虫と似たような症状でも、他の皮膚病である可能性があります。皮膚にかゆみや赤みがみられる場合でも、以下の症状がある際や、違和感を感じたら受診しましょう。

接触性皮膚炎

接触性皮膚炎は、かぶれともいわれています。じゅうたんや床、靴下など皮膚が触れた部分だけに、かゆみや赤み、水ぶくれといった症状があらわれます。

汗疱(かんぽう)性湿疹

皮膚がむけたり水ぶくれになったりする皮膚疾患です。汗をかきやすい人に起こりやすいといわれています。

皮膚カンジダ病

水虫は、白癬菌が原因となって起こる病気ですが、皮膚カンジダ病はカンジダというカビが原因となっている病気です。足の指の間などに症状があらわれることが多いといわれています。

その他の細菌感染

身体に常在している細菌などが、高温多湿などの環境で増殖してしまい発症することがあります。どの細菌に感染したかによって症状は違いますが、水虫と似ている症状でも白癬菌が原因ではない可能性もあるので注意が必要です。

皮膚科での水虫治療法

酢を用いた民間療法で、水虫の症状がよくなるといわれることもあるようですが、皮膚科できちんと治療するほうがよいでしょう。病院の治療では、顕微鏡や血液検査を行って原因菌の特定や、水虫の薬の副作用が出ないかなどを調べます。血液検査を行って、薬の副作用の心配がない場合は、ラミシールやイトリゾールを処方して経過をみます。ラミシールの場合は、肝臓に負担がかかってしまう可能性があるため、副作用が出ていないか血液検査を定期的に行います。イトリゾールの場合は、一定のサイクルで薬の服用をします。その後は、再発防止のために経過観察を行っていくという流れになります。

水虫の予防方法

水虫の治療が終わった後は、水虫を発症させないために予防することが重要です。水虫の原因となる白癬菌を増殖させないために、足を乾燥させたり清潔に保ったりすることが一番の予防法といわれています。また、家族に水虫の人がいる場合は、感染を予防するために、バスマットやスリッパを取り替えるなど清潔に保ちましょう。

まとめ

酢を用いた水虫治療方法は、インターネットなどで紹介されていますが、それは酢の殺菌作用に基づくものであり、医学的根拠はありません。水虫の治療を行いたい場合は、皮膚科へ行き、医師に相談するようにしましょう。また、民間療法である酢を用いた方法を行う場合は、自己責任で行うこととなるため十分にご注意ください。

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