「あのサプリがダイエットに効いた!」とか、「あのサプリはあまり効果がない」などなど、インターネットを覗いてみると、サプリメントについては賛否両論あります。
特定のサプリメントの場合もありますが、「サプリメントそのものに効果がないのでは?」という声を聞くと、ちょっと疑問が生まれます。そもそも、サプリを飲んで、劇的にやせたり、急に体型が変わったりするということはとても考えにくいのです。サプリメントはからだに足りていない栄養分を補うために飲むものなので、本来からだが持つ機能を超えた効果を及ぼすようなことはないのです。
サプリメントの効果とは?
では、サプリメントにはどんな効果が期待できるかというと、栄養不足のせいで損なわれているからだの機能を高めてくれることです。
現代人の中には「新型栄養失調」と呼ばれる人が多く存在します。彼らは皆、しっかり食べているように見えても、実はとても偏りがちで、よく摂る栄養素がある一方、特定の栄養素が足りずにいるのです。そのせいで体は元気でも肌に元気がなく、ニキビができてしまったり、病気ではないのに気だるい感じが続いたりと、「なんとなく」の不調が続きます。
改善されない状態があまりにも長く続くと、やがてからだの免疫力が落ちていくので、そこでウイルス感染などにかかって、寝込んでしまうほどの病気につながるケースもあるのです。ですから、偏ってしまっている栄養をサプリメントで調整するだけで、さまざまな不調が改善されるだけでなく、そうした病気を未然に防ぐことができるのです。
重要なのは必要なサプリメントを見極めること
だからといって、サプリメントをむやみやたらに飲めばいいというものではありません。やはり毎日の食事で食べられるものはしっかり食べることが一番の健康なのです。どうしても足りない栄養素がある場合に、サプリメントで補うことが適切です。
たとえば、ニキビができたときに、最近野菜やフルーツを食べていないなあと思ったらビタミン類のサプリメントを飲んだり、現代人に不足しがちなカルシウムをサプリで摂るなど。また、一人暮らしの人は鉄分の摂取が難しいと言われています。鉄が足りないと貧血になりやすいので、サプリメントで補ってあげましょう。
このように、何が自分に足りないのか、それを見極めることがサプリメントの効果を得るには大事なことなのです。
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