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美白・シミ対策サプリの正しい選び方
シミができる原因は、紫外線・活性酸素・炎症の3つがあり、それぞれに対して適切な対処をすることが重要です。ここでは、ドクター監修の記事で、シミの原因別のサプリメント成分の選び方、サプリを飲むときの注意点をご紹介します。
前回、『美白のためにシミの原因をおさらいしておく』でご説明した通り、シミを作るメラノサイトを刺激する原因は「紫外線」「活性酸素」「炎症」の3つです。
ここでは、上記3つに対処するのに役立つ成分をご紹介します。
紫外線(UVB)対策サプリメント成分
紫外線によるシミ対策で最も大切なことは、服装や日焼け止めクリームなどで紫外線をブロックすることです。
しかし、日焼け止めなどのサンブロックと共に併用することで、より紫外線対策を強化できるサプリメント成分として、以下のようなものがあります。
- Fernblock(シダ抽出物):「Polypodium leucotomos」というシダの一種から抽出される成分。抗酸化作用だけではなく、UVBによって生じるDNA損傷を減少させる作用があると言われている。
活性酸素(フリーラジカル)対策サプリメント成分
基本的には食事から摂取することが大切です。
しかし、バランスの取れた食事を3食しっかり摂るのが難しいのが現状です。また、昔に比べ、野菜に含まれるビタミンやミネラルなどの栄養素が下がっている現代では、「不足する分を適切に補う」という手段も必要となる場合があります。
紫外線、喫煙、飲酒、ストレス、空気の悪い環境など、あらゆる要因で発生する活性酸素は、シミだけではなく、私たちの健康や老化に大きな影響を与えます。
この活性酸素対策として、抗酸化物質が注目されていますが、基本的には食事から摂取することが大切です。
しかし、バランスの取れた食事を3食しっかり摂るのが難しいのが現状です。また、昔に比べ、野菜に含まれるビタミンやミネラルなどの栄養素が下がっている現代では、「不足する分を適切に補う」という手段も必要となる場合があります。
活性酸素を除去したり、無害化するのに役立つサプリメント成分には、以下のようなものがあります。
(1)ファイトケミカル(植物化学栄養素)
ファイトケミカルとは、主に植物が強い紫外線や外敵から身を守るために作り出した色素、辛味、苦味などの成分で、ポリフェノールやブルーベリーに含まれるアントシアニン、トマトのリコピンなどが特に有名です。 代表的なファイトケミカルやファイトケミカルが特に多く含まれているものは、以下の通りです。
- レスベラトロール:ブドウなどに含まれるポリフェノールの一種。強い抗酸化力を持つと同時に、寿命を延ばすとされる長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)を活性化すると言われている。
- リコピン:カロテノイドの一種で、トマトやすいかに多く含まれている赤色の色素。 強力な抗酸化作用があり、悪玉(LDL)コレステロールの酸化を防ぐため、生活習慣病にも効果があると言われている。
- アスタキサンチン:サケやイクラに多く含まれる赤色の天然色素。強力な抗酸化力を持つ。
- ピクノジェノール:フランスの海岸松樹皮から抽出された天然由来成分で、ビタミンCの340倍、ビタミンEの170倍の抗酸化力があると言われている。
- ザクロ:アントシアニン類などの抗酸化物質が豊富。プルーンやブルーベリーよりも高い抗酸化力があるという研究結果が発表されている。
- アサイー:赤道直下の強い紫外線の下で生息するアサイーは、ポリフェノールをはじめとする抗酸化物質が豊富に含まれている。
(2)抗酸化ビタミン
活性酸素の働きを抑える抗酸化作用を持つビタミンの総称で、以下が代表的です。
- ビタミンA:脂溶性のビタミンの一種で、抗酸化作用の他、皮膚・粘膜の健康を保つ。
- ビタミンE:細胞膜の脂質に存在し、細胞膜を活性酸素から細胞を守る働きがある。
- ビタミンC:体内の活性酸素を除去したり、酸化した細胞内のビタミンEを元に戻す作用がある。
(3)補酵素系
消化や代謝など、私たちの身体で様々な働きをしている酵素を補助するのが「補酵素」です。その補酵素の中には、強い抗酸化力を持つものがあります。
- コエンザイムQ10(ユビキノン):全ての細胞に存在し、抗酸化やエネルギー代謝を促進する作用を担っている。
- グルタチオン:体内に存在するタンパク質で、強い抗酸化作用がある。
- L-システイン:アミノ酸の一種。抗酸化作用とともに、体内の解毒能力を高める役割をしている。
炎症対策サプリメント成分
炎症の原因が摩擦や刺激の強い化粧品等であれば、サプリメントをいくら摂取しても効果は薄く、その原因を取り除くことが最も適したシミ対策になります。
シミなど美容に限らず、生活習慣病や老化そのものには、炎症が密接に関係しているといわれており、「必要のない炎症をいかに避けるか」は大変重要です。
- EPA(イコサペンタエン酸):魚に多く含まれる脂肪酸で、炎症を引き起こす因子の働きを抑制することで、炎症を抑える働きがあると言われている。
- DHA(ドコサヘキサエン酸):EPAと同様に、魚に多く含まれ、抗炎症作用があると言われている。
- ポリアミン:味噌、醤油、納豆など豆の発酵食品に多く含まれる成分。抗炎症作用があると言われている。
紫外線や活性酸素対策は、基本は日焼け止めなどによる防御や生活習慣の改善などが対策の基本です。「サプリメントを摂っているから大丈夫」と思わず、基本の対策をしっかりとした上で、上手にサプリメントを活用するようにしましょう。
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