皮脂分泌量が減っている40代は、油分を少量補って
クリームは、なぜつけるのでしょうか? その目的は肌に油分を補い、なめらかにすることです。40代になると、お肌の水分だけでなく皮脂も減少してしまうので、美容液で保湿成分を補った後で乾燥しやすい目元や口元を中心に乳液やクリームをつけると良いでしょう。
特に動きの激しい目元や口元は皮膚も薄く、シワもできやすいため、油分を補って皮膚の表面をなめらかにしておくと良いでしょう。ただし、つけすぎると毛穴に余分な皮脂がつまるなどのトラブルに繋がるので、つけすぎには注意をしましょう。
40代では、どんな成分が配合されているものを選ぶべき?
乳液かクリームはどちらかひとつを使えば良いのですが、クリームと比較して油分が少なめである乳液を選ぶ場合は、皮脂分泌が減りつつある40代ならセラミドが配合されたものを選ぶと保湿力を補うことになるのでオススメです。
クリームには、その肌なじみの良さという利点を生かし、様々な美容成分を配合した商品があります。各社とも研究を重ね独自の成分配合で美肌効果を謳っているので、どれを選んだら良いのか悩んでしまう方も多いでしょう。いくつか、40代がクリームを選ぶ際に注目したい成分を紹介します。
セラミド
高い保湿効果が期待できます。肌内部の角質層で細胞と細胞の間にあり、水分をはさみこむ性質を持っています。ただし、加齢により減少していきます。油溶性なので、乳液やクリームに配合されていることが多いようです。
注意したいのは、より高い保湿効果を求める場合、人が本来持っているセラミドに近いセラミド成分が配合されたものを選ぶことです。成分表示には「ヒト型セラミド」「セラミド1」「セラミド2」などと表記されます。近年では合成セラミド(疑似セラミドなどと呼ばれることもあります)が開発され、高い保湿効果が得られることが分かってきています。
レチノール
こちらも人間の体内にあるビタミンで肌内のコラーゲンを増やす作用があり、クリームに配合されているとシワやたるみ対策に効果を発揮します。油溶性であり40代はクリームや美容液でぜひ取り入れて欲しい成分ですが、皮膚を乾燥させる作用もあるため、気になる部分のみに限定して使用するのもひとつの方法です。
ナイアシン
コラーゲンの合成を高めるため、肌にハリを与えます。比較的刺激が少ないので、敏感肌の人にもオススメできます。
油溶性ビタミンC誘導体
油溶性ビタミンC誘導体は、水溶性のものより角質層への浸透力が優れています。また、お肌への刺激も少ないので、乾燥肌や敏感肌の人にもオススメの成分です。比較的、角質層の表面で働く水溶性に比べて油溶性は肌の深部で効き、併用すると相乗効果が期待できます。
油溶性甘草エキス
甘草という生薬から抽出したエキスで、消炎作用もあります。メラニンの生成を抑制する美白効果もあります。
プラセンタエキス
美白作用と保湿作用を兼ね備え、ターンオーバーの促進やコラーゲン生成など40代の肌が失いつつある機能をサポートしてくれる成分です。
他にも、お肌にハリをもたす“アルジレリン”、紫外線のダメージをブロックしてくれる“フラーレン”“コエンザイムQ10”など様々な成分があります。
これらのような成分が配合された保湿効果はもちろん、プレミアムな効果が期待できる高機能クリームを味方につけると、日々のスキンケア効果もまた一段とグレードアップすることでしょう。
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