顔が太って見える原因の1つにむくみがありますが、なぜむくみが起きてしまうのでしょうか。ここでは、顔がむくむ原因や、どうすれば解決できるのかなどの改善方法を解説します。
顔が太る原因の1つはむくみ
顔が太ってしまう原因の1つはむくみです。私たちの体には、動脈と静脈が張り巡らされていますが、静脈の流れが悪くなると、余分な水分などの流れが滞ってむくみを引き起こします。むくみの主な原因には次のものがあります。
お酒の飲み過ぎ
お酒を飲むと血液中のアルコール濃度が高くなり血管が拡張するので、血液の流れがゆっくりになります。すると、水分が体内をうまく流れなくなり、細胞と細胞の間に溜まってむくみが生じるのです。
塩分の摂り過ぎ
体液の塩分濃度は決まっているので、塩分を摂り過ぎると体がそれを薄めるために、のどが渇いたというサインを出します。その結果、水分をたくさん摂ってしまい、それが体内に残るとむくんでしまいます。
血行不良
運動不足や長時間のデスクワークや冷えなどで血行が悪くなると、静脈の流れが悪くなります。
月経前
女性の場合は、月経前の女性ホルモンバランスの関係でむくみやすくなります。妊娠に備えての準備期間なので、妊娠の有無に関係なくエネルギーや栄養、水分を蓄えようとし、不要なものを排出しにくい状態になり、むくみがちになります。
むくんだ顔を改善するにはどうすればいいか
寝ているときは体が横になっているので、静脈が顔のほうに滞り、朝起きると顔がパンパンになっていることがあります。その場合は、温パックをすると滞った血液の流れが改善します。
顔のむくみを予防するために
顔のむくみを予防するためには、日頃から次のことを心がけましょう。
お酒を飲むときの注意点
お酒を飲むときは塩分の多いおつまみは控えましょう。また、お酒を飲んだ日は寝る前に水を1杯飲むと血中のアルコール濃度が低くなり、むくみ予防になります。
カリウムを多く含む食品を摂る
塩分の多い食品は控えめにするのが一番ですが、それでも塩分を摂り過ぎてしまったときはカリウムが豊富な食品を摂りましょう。カリウムには塩分を尿と一緒に体外へ排泄する作用があります。カリウムは、昆布、ひじきなどの海藻類や、大豆製品、イモ類、アボカド、バナナなどの果物に多く含まれています。
体を動かす
仕事の合間に軽いストレッチやマッサージをしたり、エレベーターではなく階段を使ったりするなど、こまめに体を動かして血行をよくしましょう。
体を締め付けない
スキニーパンツや先の尖ったハイヒール、きついガードルなど、体を締め付けるような服装は血流を悪くするので、適度な着用を心がけましょう。
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