美しい肌の条件は、さまざまありますが、なんといっても肌の美しさの基準となるのが「肌のキメ」です。よく「美しくキメ細かい肌へ」という表現を見かけますが、具体的にどのような状態であるのでしょうか。また、肌のキメを整えるために必要なケアについても見ていきましょう。
肌のキメ(肌理)が整っているとはどんな状態?
まず、肌の「肌理(キメ)」を説明するうえで重要なのが、肌の表面の構造です。肌(皮膚)の表面には、無数にくぼんだ溝があります。これを「皮溝(ひこう)」と言います。さらに皮溝に囲まれて盛り上がっている部分を「皮丘(ひきゅう)」と言います。肌のキメが整うというのは皮溝の幅が細く、皮丘(ひきゅう)の大きさが三角形で均一になっている状態のことを指します。
肌のキメが粗い状態になる原因
肌のキメが整っていることが理想ですが、日頃の生活習慣や誤ったスキンケアによって、肌のキメは粗くなってしまうのです。そこで肌のキメが粗くなる原因をご紹介します。
乾燥
肌が乾燥している状態は、肌に元々ある保湿成分や水分量が減っていることです。よって皮溝は開き、三角形であるべき皮丘は変形してしまいキメが乱れるのです。
紫外線
肌は過剰に紫外線を浴びてしまうことがダメージとなってしまい、ターンオーバーが乱れてしまいます。基本的に肌の生まれ変わりであるターンオーバーは、28日周期で行われますが、ダメージを受けてしまった肌は早く修復しようと周期が早まります。その結果、肌の角層細胞が育っていないうちに上へ押し上げられ、肌のバリア機能が低下してしまうのです。
食生活
栄養バランスの悪い食生活は、肌に大きく影響します。特に偏食や暴飲暴食を繰り返していると、胃腸への負担が大きくなります。
スキンケア
化粧水や乳液が、自分の肌にとって適量ではない場合、肌は乾燥状態になっています。皮丘が三角形で均一な形になっている状態をつくるためにも、肌に必要な保湿成分が入った化粧品でケアをすることが大事です。
美容家オススメの肌のキメを細かく整える改善方法
そこで今回は、肌のキメを細かく整えることができる、オススメの改善方法をご紹介します。
保湿アイテムを持っておく
外出中でもカバンの中に保湿アイテムを持っておきましょう。メイクの上からでも使用できる、保湿成分入りの化粧水ミストがオススメです。
UVケアは欠かさず行う
外出するときは、必ず日焼け止めを塗ることを意識したり、UV効果のあるベースアイテムを使用しましょう。
肌にいい食べ物を摂取する
肌の生まれ変わりをサポートしてくれる「ビタミンC」、皮膚や粘膜を守ってくれる「ビタミンA」、肌の細胞を活性化してくれる「ビタミンB6」を取り入れるといいでしょう。
保湿成分を含む化粧品を使用する
肌に元々存在する保湿成分「ヒアルロン酸」「コラーゲン」を含む化粧品を使用しましょう。また、基本的にはメーカーが推奨する量を使うのがいいのですが、肌質によっては量が足りない可能性もあります。その場合は、自分の肌にとっての適量を使用しましょう。
肌の機能をサポートする成分にも注目を
保湿ケアは、肌に水分を与えて維持するために行ないますが、水分と油分を与えるだけでなく、肌が本来持っている保湿しようとする機能をサポートすることも重要です。最近、化粧水でも多く見かけるようになった「セラミド」は、保湿成分ではりませんが、これを肌に補うことで肌のうるおい具合がぐっと変わります。
キメ細かい肌に整えるおすすめスキンケア対策
しかしキメ細かい肌に整えるためには、正しいスキンケアが必要です。そこで今回は、おすすめのスキンケア対策もご紹介します。
コットンに化粧水を含ませてパックする
肌全体に満遍なく水分を浸透させ、キメの整った肌を実現させるためにもパックがオススメです。シートマスクでもいいですが、自分のお気に入りの化粧水を使用したいという方は、コットンにたっぷりと化粧水を含ませて、顔全体にコットンをのせていきましょう。
このとき使用するコットンは、薄く裂けるようなタイプがオススメです。肌へ長く付けすぎてしまうと、肌に元々ある水分を蒸発させてしまいますので、肌へのせる時間は3分ほどを目安にしてください。最後は化粧水を肌へ浸透させるためにもハンドプレスします。
保湿成分入りの美容液をつける
美容液は他の化粧品と異なり、有効成分が凝縮されて作られているので、肌悩みをより効果的にケアすることができます。肌悩みによって自分に合った美容液を選ぶのがベストですが、キメ細かい肌に導くためには、保湿性の高い「スクワラン」「ホホバ油」を含む美容液がオススメです。
肌へ塗る前に手のひらへのせ、指の腹でくるくると温めていきます。これで、浸透力が高くなりますよ。肌全体に馴染ませたあと、特に乾燥が気になる箇所へは2度塗りしましょう。
クリームなどの油分を塗って水分の蒸発を防ぐ
化粧水などで水分を与えた肌にはもちろん油分も必須です。クリームを塗ることで、皮脂膜の役割をしてくれ、肌にある水分の蒸発を防いでくれます。ただし、油分を過剰に塗ることは肌トラブルを招く原因にもなります。あくまで長く保湿状態をキープするのに必要な量を与えましょう。皮脂の分泌が多い人や部位は、少なめに塗るなど工夫をしてみましょう。
まとめ
肌のキメが粗いと、すぐに乾燥してしまう原因にも…。だからこそ、きちんとしたスキンケアを取り入れて、乾燥を防ぎましょう。
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