ところで、「美肌」ってどんな肌を指すのでしょうか?キメが細かく滑らか、うるおいに満ちている、シミくすみがない、ハリと弾力がある、透明感がある……など、一般的に言われる条件はいくつも挙げられます。健やかで美しい肌、つまりは、赤ちゃんのようなプルプル肌を「美肌」と表現する機会も多いようです。美肌には、うるおいがなにより大切。
美肌を目指すために、いつものスキンケアにシートマスクを使った簡単スキンケアをプラスしてみるのはいかがでしょうか?すでに取り入れている方も、ぜひこの機会におさらいを。美肌を育むためにシートマスクを使ったスキンケアをご紹介します。
シートマスクとローションパックの違い
まず、シートパックの種類について確認しておきましょう。顔に貼り付けて行うパックには、シートパックとコットンを使ったローションパックがありますが、その違いをご紹介します。
- シートマスクとは
- 顔の形をしているシートに、化粧水、美容液など美白成分や美容成分をたくさん染み込ませてある保湿マスクです。染み込んでいる有効成分が製品によって異なるので、それぞれ期待できる効果が違い目的ごとにさまざまな製品があります。肌表面が水分で満たされるので、肌が滑らかで柔らかくなり、その後の美容液の浸透を良くなる効果が見込めます。
- コットンを使ったローションパックとは
- コットンに化粧水をつけて顔に乗せてパックする方法です。お使いの化粧水でシートパックをすることができます。シートマスクがないときの緊急用として活用することもできます。
シートマスクによる美肌ケアの方法
シートマスクの使い方は製品の説明を守ることが大切です。ここでは一般的な使い方を確認しておきましょう。
- クレンジングと洗顔の後に使う
- シートマスクに含まれる成分を浸透しやすくするために、クレンジングや洗顔でしっかり汚れを落としてマスクをします。
- 化粧水で保湿してから使う
- シートマスクは美容液が主成分になっているものも多いので、商品によってはシートマスクだけでは十分な保湿ができない場合もあります。使用するマスクにもよりますが、美容成分をしっかり浸透させるためにも、化粧水で保湿してから使用したほうが効果が高まる製品も多くなっています。
- 表示時間を守る
- シートが乾くまでつけていたい人もいるかもしれませんが、完全に乾くまでつけていると、蒸発したシートがお肌の水分を吸ってしまい逆効果です。記載されている使用時間を守りましょう。特にコットンを使ったローションパックは、コットンが乾きやすいので様子をみながらはがしていきましょう。
- 使用後は油分で必ず蓋をする
- 美容成分を肌に補給したら必ず、乳液、クリームを塗って、保湿を心がけましょう。
シートマスクは毛穴の黒ずみ対策に使える?
毛穴の黒ずみは肌の乾燥が原因です。肌は乾燥によりしぼんで薄くなってしまうと、肌と肌の隙間である毛穴は目立つようになります。
また毛穴は、重力で下に引っ張られることにより、たるんでより目立つようになります。肌が乾燥すると、肌表面にある角質が剥がれてきてカサカサになりますが、肌の乾燥は皮脂の分泌過剰の原因でもあります。毛穴の開口部も乾燥によりカサカサになり荒れている状態で、皮脂や汚れがこびりつきやすくなります。その油汚れが、空気に触れて酸化して黒く変色したものが毛穴の黒ずみです。
毛穴の黒ずみ対策としてはシートマスク以外の方法もありますが、肌の乾燥を防ぐという点では、シートマスクによるケアも有効といえます。保湿成分など美肌になるために必要な美容成分をたっぷり染み込んでいますので、ピタッと肌に貼るだけで、美容成分を肌に与え、毛穴の黒ずみの原因である乾燥した肌に潤おいを与えるメリットが期待できます。つまりシートマスクによる保湿ケアは、肌の乾燥改善を狙えると同時に、毛穴の黒ずみ対策にもなるというわけです。
美肌ケアの効果を高めるポイント
美肌になるためには、基本のスキンケアも大切です。基本に忠実なお手入れを続けていると、スペシャルなケアも効果が増すはずです。基本のスキンケアのポイントを確認しておきましょう。
美肌ケアの基本1.クレンジングと洗顔
- クレンジング
- クレンジングはファンデーションなどメイクに含まれる油性の汚れを落とすために行います。メイクを落とすのはスキンケアの基本であり、美肌を目指すための重要なケア。クレンジング剤にも色々種類はありますが、洗浄力が強いものは肌に悪いとは一概にいえません。メイクの厚さに合わせた洗浄力のクレンジング剤を選びましょう。
- 洗顔は朝と夜の2回が基本
- 洗顔しすぎると皮脂や潤い成分を必要以上に落としてしまい、乾燥しお肌のバリア機
能も低下させてしまいます。基本は、朝と夜の2回です。洗い過ぎは厳禁。
- 洗顔料はしっかり泡だて優しく洗う
- 洗顔料はしっかり泡立てると洗浄力もアップしますし、泡がクッションの役割もしてくれて手や指による肌への摩擦も軽減してくれます。力を入れずに泡を転がすように洗い、肌への負担は最小限に抑えましょう。
- まずは皮脂の多い部分から洗う
- 顔を洗う順番としては、皮脂の多い額や鼻筋のTゾーン、次に頬や顎などのUゾーン、最後に皮膚の薄い目元や口元へと進めていくのが基本です。ただし、皮脂の多い部位は人によっても変わるので、ご自分の肌をよく観察して洗う順番を決めていきましょう。
- ぬるま湯で十分すすぐ。
- 冷たすぎても熱すぎても肌への負担が増えるので、32度前後のぬるま湯が最適温度と言われています。洗顔料のすすぎ残しがないように、髪の生え際にも気を配って洗い流しましょう。勢いの強いシャワーを直接肌にあてて洗い流すのは水圧や湯温などが肌への刺激となりやすいので控えましょう。水分のふきとりは、清潔なタオルで優しく押し当てるように行います。
美肌ケアの基本2.保湿
洗顔後のお肌は、必要な皮脂や水分が失われ無防備な状態ですので、どんどん水分が蒸発し乾燥していきます。そのため洗顔後はすぐに保湿することが大切です。基礎化粧品は、役割がそれぞれに異なるのでつける順番があります。それぞれの役割をおさらいしましょう。
- 化粧水
- 洗顔後の乾いたお肌に水分補給をする役割があります。
- 美容液
- 美容成分や栄養を与える役割があります。
- 乳液
- うるおいを閉じ込めたり、美容成分に蓋をする役割があります。
- クリーム
- 乳液と同じく化粧水や美容液などの美容成分に蓋をする役割がありますが、保湿力は乳液よりも優れています。
コスメは使う順番を守ることでそれぞれの効果を発揮しやすくなります。基本的なスキンケアでは、まず洗顔で肌の汚れを落とし、水分や栄養を浸透しやすい状態にしてから保湿ケアにつなげていきます。そしてシートマスクには、化粧水や美容液などの美肌になるために必要な成分がタップリ含まれています。
まとめ
シートマスクは、手軽かつ簡単にできる保湿ケアです。しかしあなどるなかれ、美容成分がたっぷりと含まれているスペシャルケアでもあります。基本の使い方に、お悩み別にひと手間加えて、よりスペシャルな効果を実感しやすくなります。みなさんもぜひ、シートマスクを普段のお手入れに取り入れて、乾燥知らずの肌を手に入れてみてください。
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