正しい陰部のケア方法
更新日:2017/12/14 公開日:2014/04/01
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この記事の監修ドクター
スキンケア大学参画ドクター
角質層が薄く、デリケートな陰部
女性のデリケートゾーンは角質層が非常に薄く、ちょっとした刺激にも敏感に反応しやすい部分。下着に覆われているので、湿度も高く、雑菌などが繁殖してかゆみが起こったり、毛穴に菌が感染すると、毛嚢炎というニキビと同じ症状が起こる場合があります。
デリケートゾーンは複雑に入り組んだ構造のため、「恥垢(ちこう)」という垢や尿が残りやすく、これらがトラブルの原因に。とくに生理中のナプキンの使用や、疲れていて免疫力が落ちている時に、かゆみなどの症状が起こりやすくなります。毎日の正しいお手入れで、デリケートゾーンのトラブルを防ぎましょう。
陰部の正しいケア方法
まず、お風呂で洗うときは、ボディ用ソープを使うのは避けたほうが無難。洗浄力が高すぎるものを使うと、刺激になりやすく、膣などの環境を保つために働く善玉菌まで殺菌してしまう可能性があります。
ソープを使う場合は、デリケートゾーン専用のものがオススメです。手や泡立てネットなどで泡をたっぷり作って、前から順に肛門に向かって洗っていきます。指の腹を使って、こすりすぎないように洗いましょう。
最後にシャワーですすぎ、洗浄成分をしっかり流します。
ひどいかゆみやできものは治療薬でケア
陰部の悩みでよく聞くのが、「かゆみ」や「できもの」。
かゆみは、汗や排便後に清潔にできなかったことで起こる一時的なものから、細菌やカビが原因で起こるものもあります。一時的なものであれば、陰部を清潔にし、通気性のよい下着などを身につけ、ムレを防ぐことで改善されます。
かゆみがひどいケースの場合は抗ヒスタミン剤や副腎皮質ホルモン剤などの抗炎症剤を使ったり、ときには抗生物質や抗真菌薬を使って治療します。
陰部にも吹き出物ができる?
また、顔にニキビができるように、陰部にも毛嚢炎(もうのうえん)というニキビと似た吹き出物ができることがあります。下着に触れる部分や、アンダーヘアを自己処理した部分にできることが多く、一度に何カ所ができたり、中には化膿するケースもあります。
化膿している場合は切開して膿を出すこともありますが、そこまで悪化していなければ、軟膏や内服薬で治療します。
その他、陰部のトラブルについては、『主な外陰部のトラブルと対処法』をご覧ください。
また、脱毛によるトラブルやアンダーヘアの処理方法については、『正しいアンダーヘアの処理方法』の記事に記載しています。
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