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EGFやFGFは、原液やナノ化した方が効果が高い?

更新日:2017/04/13 公開日:2014/09/01

原液

EGF・FGF原液と効果

みなさんは「EGF原液」や「FGF原液」と、うたわれている商品を見かけたことはありませんか?原液というからには、 EGF FGFの成分が100%の純度のものと思われるかもしれませんが、果たしてどうでしょうか。

実は、EGFは人がもともと身体のなかに持っているタンパク質の一種、つまり固体なのです。ですから、厳密には「原液」という言い方は正しくありません。固体であるEGFが液状になっている状態は、防腐剤等のEGF以外のものが含まれていることを指すため、原液と称することはできません。また、高い濃度であることを強調した宣伝や訴求には効果があるような印象を持ちます。しかし、一般化粧品についてはメーカーによって製造工程の違いや訴求内容の正誤などから、「濃度が高い」というだけで効果等を判断することは難しいと考えられます。

EGF・FGF配合濃度のガイドライン

原液とは凝縮されたものだということはわかりましたが、原液とうたっている商品すべての濃度が高いとは限りません。たくさんのEGFおよびFGF商品がありますが、その濃度はまちまちです。

これらの商品の濃度と効果を見極めるにはどうしたらいいのでしょうか?「日本EGF協会」では、EGFおよびFGF商品が一定の配合濃度を満たし、使われている原材料の安全性なども審査した上で、認定した商品に認定シールを発行しています。認定シールの有無で、消費者でもEGFの効果が発揮できる濃度の商品かどうかわかるというわけです。FGFにも同様に、一定の濃度を保証する認定シールがあります。

日本EGF協会のガイドラインでは、EGF配合美容液とその他の基礎化粧品の基準値は1ml(g)中に100IU以上となっています。つまり1ml(g)中にEGFが0.1μg(マイクログラム)以上配合されていなければいけませんということです。その他の最低基準値は、それぞれ次のようになっています。

FGF-1配合美容液とその他の基礎化粧品…1ml(g)中に400IU(1.6μg)以上

FGF-7配合美容液とその他の基礎化粧品…1ml(g)中に40IU(0.4μg)以上

FGF-7配合のシャンプー、コンディショナーなどのヘアケア製品…1つの商品の中に1000IU(10μg)以上

※μg=マイクログラム(100万分の1グラム)

認定されたEGFおよびFGF商品は、パッケージの見やすいところに配合量が記載されています。商品を選ぶ時には、認定シールや配合量を確認してみるとよいでしょう。

成分をナノ化すると浸透率は上がる?

EGFやFGFが超微粒子となってナノ化することで、より皮膚への浸透を訴求する化粧品があります。皮膚への浸透を促すために、成分をより細かくすることは理論的に間違いではありません。しかし、EGFの場合は、サイトカインというタンパク質です。タンパク質は複数のアミノ酸で構成されているため、これを細分化するとアミノ酸となり、EGFという成分ではなくなってしまいます。

そのため、EGFやFGFをナノ化したものについて、より効果が高いということは科学的に証明されたものではありません。

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