毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)の治し方には、完治を目指すか、完治できなくても症状を改善させたいかによって、いくつかの方法があります。また、健康保険が適用される治療もあれば、そうでないものもあるので、自分にはどの治し方があっているのかを考えたうえで改善を目指しましょう。毛孔性苔癬の改善方法について解説します。
毛孔性苔癬(毛孔性角化症)の治し方にはどのような方法がある?
毛孔性苔癬(毛孔性角化症)を治す主な方法には、皮膚科での治療と美容外科での治療があります。
皮膚科治療について
皮膚科を受診すると、角質を柔らかくする尿素やサリチル酸が配合されたクリームのほか、保湿剤のヘパリン類似物質などが配合された外用薬が処方されることが多いでしょう。クリニックによっては、ヨクイニンなどの漢方薬が処方される場合もあります。いずれも、健康保険の範囲内で治療を行うことができますが、効果には個人差があります。
美容外科での治療について
皮膚科で処方される薬よりも、治療効果は高いといわれています。さまざまな治療法がありますが、中でも肌の深層部に働きかけて皮膚を新しく置き換える「フラクセル」を使ったレーザー治療や、極細の針で皮膚に穴を開けて自分の力で肌を再生させる「ダーマローラー」による治療が効果的といわれています。いずれも、1回の施術で少しずつ肌が入れ替わるため、数回受けることで完治が期待できます。皮膚の表面に薬剤を塗って角質をはがすケミカルピーリングという方法も有名ですが、ぶつぶつを再発させないために定期的に行う必要があり、やめると元の状態に戻るのがデメリットといわれています。
※皮膚科と美容外科での治療について、詳しくは『毛孔性苔癬(毛孔性角化症)の治療法』をご覧ください。
改善を目指す場合は
完治は無理でも、低コストでぶつぶつを改善させたいという場合は、薬局やドラッグストアで手軽に購入できる、尿素配合の市販薬を使うのも一つの方法です。症状が軽度の場合は、継続してケアすることで、ぶつぶつが薄くなるなどの改善が見られることもあると言います。ただし、肌を乾燥させる、ぶつぶつをこするなど、間違ったケアを行うと、色素沈着やぶつぶつのあとが残る可能性があるため、注意が必要です。
コストを踏まえ、完治と改善のどちらを選ぶかなど、よく考えてから治し方を選びましょう。
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